写真上;ツツジ平から見る湯の丸山
昨夜、あまり早く寝てしまったので、五時に目が醒めてしまった。
もぞもぞしていたら、「後片付けは少しだから山に行ってきては、、、」というやさしいお言葉。予ねてこんなこともあろうかと靴だけは自動車に積んできていたので、湯の丸山(2,101m)に行ってきま~す。と飛び出てきた。
佐久平名物の霧も今日は薄いのでそんなに良い天気はには恵まれないと思いつつ、コンビニでおにぎりほかを買い求め、千曲川を渡って地蔵峠に向かった。
名前は地蔵峠だが、登る坂道には観音さまの石像が多分三十三体、ところどころに据えてある。上部の方ではローリング族のしわざと思えるタイヤ痕が無数あり、もし、対向車があれば肝を冷やしそうな情景が見て取れる。こんなときを観音様はどう見ているのだろう。真夜中の安眠妨害で罰を与えるのか。それとも、こんな輩でも救うのか?
六時半、日曜日だと言うのに誰もいない峠の駐車場に着く。湯の丸山は春先の蓮華ツツジが有名で全山真っ赤に染まると聞いたことがあるが、この時期は紅葉も良いというので来て見た。初めて登る山なのと、「はいはい」と二つ返事で来ては見たものの農作業のことも気がかりなので、本当なら烏帽子岳(2,066m)も登りたかったがどちらか一つにすることにした。
支度をして、さてと、売店の裏に来てみたが湯の丸山の上り口が見当たらない。仕方ないので烏帽子岳の矢印に従ってキャンプ場の未舗装道路を進むことにする。
この辺では、夏は遠い昔になっていて、花はほとんどが枯れているなか、竜胆だけが濃い紫の蕾を空に向けている。白山風路は葉を赤く紅葉させ、ちょっと見には小さいもみじかと思わせる風情を醸している。
15分ほどでキャンプ場、湿原があり、ドウダンツツジの多いところがあるという案内板もあるが、この辺は次に取っておこう。
落葉松林、熊笹の下草の中竜胆が顔を出している。そこを過ぎると烏帽子岳と湯の丸山に分かれる分岐に到着。躊躇することなく湯の丸山に向かう。
ここから少し登ると、地蔵峠からの道と合流し、正面に赤い斑点をまとった湯の丸山が出現した。
山に向かって左側には蓮華ツツジのころには賑いそうなツツジ平があり、人一人がやっと通れる狭い通路と有刺鉄線で仕切られている。
パイプの煙か浅間山
ここから道は、傾斜を幾分きつくする。ドウダンツツジが一番あかく、ついでナナカマド、楓は黄色を増している。振り返れば一直線に地蔵峠に道が伸びている気配。三方ヶ峰の後に顔をのぞかせてきた浅間山はパイプの煙のような噴煙を音も無く噴き上げている様子。
湯の丸山から望む烏帽子岳
あちこちを眺め、人っ子一人いない山を独占しながら登れば、八時前に山頂に到着。小さな岩を敷き詰めたようで広くて見晴らしがよさそうな頂上だが、すぐ近くの烏帽子岳、浅間山、根子岳、四阿山辺りが限界、その先は雲の中。
そうした中、湯の丸山の北峰が大きな岩を積み上げて「おいでおいで」と手招きしている。僅かに下ってまた登る、その間に咲き遅れた松虫草が一輪二輪。
湯の丸山北峰
10分ほどで、着いた北峰で朝飯のおにぎりにありつく。風も出てきて汗をかいた下着が冷たく感じる中、烏帽子岳の紅葉を眺めて、冷たいお茶でおにぎりを流し込む、、、。
食べ終わって、下山にかかるこの当たり一帯イワインチンが自生しているとかでロープが張り巡らしてあるので、また時期を選んで来てみようと思いながら中腹まで来た時初めて登山者とすれ違う。
上から見た、地蔵峠へまっすぐに下る道をとって行くと、スキー用のロープウエイの終点に到着、ゲレンデを下る。これで登り口がやっと分かると言う不思議な山登りをした。
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今日の紅葉。
左、白山風路の紅葉。 右、ドウダンツツジ 何れも赤く色づいて、、、
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