朝 天気予報と空を確かめて家を出る。
道は安倍川沿いに約30Km 有東木に到着、昨年 秋はここに車を止めて、自動車道路を歩き、葵高原(960m) 真先峠(1,125m)地蔵峠(1,414m)に着いたときはへとへとになっていたので、今回は真先峠まで自動車であがった。駐車場にはすでに先客の車あり。
真先峠から登りかけてすぐに銀嶺草がひとかたまりに15~6本出ている、葉緑素がないと言われるこの草は、灰白色の煙管のような花の中心に僅かに黄色のオシベが見える。毎年同じところに出来るものではないので、偶然しかない。こんな花を見られて幸先よし。
道はジグザグに高度を稼ぎ、40分ほどで地蔵峠、峠の山梨側に小さな地蔵堂があるので、ちょっくらごあいさつ 直ぐそばで「駒鳥」が甲高い叫び声と言ってよいような啼きかたをしている。
地蔵峠から先はいくぶん霧ごんでいて、展望は良くないが、本日の目的は白ヤシオなので気にならない。道は広い尾根に沿って笹原の中を緩やかに登る、1,600m近くからリョウバや モミジなどが多くなり、左右に曲がって見通しが悪くなる。しかし、霧のせいで涼しくて呼吸も楽。
両脇でウグイスとホトトギスが交互に啼く、多分ホトトギスがウグイスの巣を探しているのかな、と思うとおかしくなる。
進むにしたがって赤ヤシオがだんだんに多くなる。ツツジ科で赤い花だがツツジと区別が付かない、少し細くて反り返っているのかなと言う程度、試しに食べてみたがツツジ。
さらに、頂上に近づくと白ヤシオが増えてきた、花は上品な白で若葉のふちが茶赤に染まっている。普段は赤ヤシオが済んでから白ヤシオなのだが、今年はあまり時間差がないみたい。地蔵峠から、40分ほどで頂上1,682m 今年歩いて登った最高峰。
山頂は、笹や潅木が生えているものの50m四角ほどの平坦地といってよい。ヤシオの花にクマンバチがかなりの数いて、耳鳴りののようにブンブンとうるさい。20分ほどいて下る。下からは峠の手前で追い抜いた夫婦をふくめ、8組とすれ違う、いずれも白ヤシオの状況を聞きたがる。
所要 休憩を含めて3時間
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