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2005年7月13日 (水)

たまたま見た NHK教育

P1010016 本日の記事のため、自分は683円をはたいて本を一冊購入した。

理由は、NHK教育(自分もときどき見るのだ) 月曜日の夜10時半からの番組、タイトルは「日本一多く木を植えた男」 宮脇 昭さんの講演だった。はじめは、なにげなくチャンネルを合わせただけ。

みると、丸くていかつい顔、無表情で口を大きく開けないしゃべり方、印象はよくない。が、ほかに見たい番組もなくそのままにしていた。

見ているうちにこのひと、偉い学者さんのようだが、タイトルどおり世界各地を含めると千五百ヶ所でともに植えた幼木が三千万本に及ぶという実践者でもある。それもただ植えただけでなく、その土地に合った古来の森の復元のようである。

この人の話を聞いていて日ごろ不思議に思っていたことが、ひとつ解明できた。

古来日本の本州太平洋側の低山帯は、常緑広葉樹林帯であり、杉松など針葉樹は先進植物として岩盤に近い尾根や山頂部などに茂っていたのだそうだ。それを建築資材にするため、とくに戦後になって、杉 ひのき 松など人工林にしてしまったことに根本的問題があるという。

山は、どんぐりなど実のならない木で覆われ、減っていると言うのに熊 鹿 猿が食べ物を求めて里に下りてくる。花粉の飛散が激しくなる。そして、広葉樹はその根を深くまっすぐに地中に入れ土壌をわしづかみにするのにたいして、針葉樹は根を平板状に発達させ、根が浅いから土砂崩壊に対して抵抗が低いと言う。

静岡に来て地すべり対策工事と言うと畑地化して木のない場所や杉林が多かった。ことに杉林では、手入れ不足で地面に日が差し込まず、腐植土もなく石がむき出しの所が多かった。地すべりが杉林で多いのはこのせいか、ナットク//

広葉樹林の保水力は、針葉樹に比べて格段の違いがある。台風のときの倒木、崩壊も植林地帯が圧倒的に多い。まさに人災だったんだ。

宮脇さんのいう、植えてはいけないところに植林したことが原因であると言うことがわかる。これからは、広葉樹の間をすこし遠慮しながら立地条件がよく、管理できる場所にうえるべきであろう。

公費をつかっての地すべり対策、ボランティアを利用した整備も聞くが、もっと林野政策をしっかりすべきと今ごろになってらおじいさんは教えられた。

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