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2005年7月19日 (火)

安倍城 オカンジャケ

P1010035 バタンッと大きな音をたてて車のドアを閉めたのに、すぐそばの梅畑でコジュケイが「チョットコイ ちょっと来い」と啼く、足ごしらえをして「さあ」というとたんに、花火が「ドカン ドカン」と二発あがる。べつに自分のために上がっているのではないが、幸先よし。

そう、今日は静岡の古刹 洞慶院(トーケンさん)の縁日である。そこの名物オカンジャケが目当てだが、その前に「安倍城」まで行ってこようと言うのが今日の予定。

朝7時、駐車場には2台しか入っていないので一番隅っこの邪魔にならない所に止め、お寺のわき道にはいる。檜の根が縦横に走る山道には、不規則に線彫りの観音様が、33番まで建っている。いずれも、彫りが浅いので○番と仏像がわかるだけ、たぶん、寺の持ち山だけなんだと思う。 最後の観音様は、15分ほど上がったところでおしまい。ご縁がありますようにと五円玉一つあげて先へいく。

登り始めて30分位か?増善寺から上がってきた道と合流する地点(久住砦)から、岩質が変わる、それまでは風化した砂岩泥岩で明るい茶色だったが、以降は黒色の頁岩砂岩になり、岩も硬くなる。

このころから、Tシャツも汗まみれ、木立のせいばかりでなく風が全然なく蒸し暑い。目に汗が入り痛い。一服のあと、標高差50mほどを降って再度登りに入る。

ようやく435mの山頂に着く、どでかい石碑が鎮座ましましている、現市長の署名があることから、古いものではない、こんな石(1トン以上はある)をどうやって上げたのか、そのほうが興味がある。少し離れて建つ現地の石を使った供養塔の方が奥ゆかしく思えるのは自分だけか?

この城は南北朝の頃南朝の味方をした狩野氏の持ち城だったというが、防御面でではたいした施策のない様に見受けられる。今川氏にこの地を追われる際にもここで闘ったと言う記述はない。史家は話を面白くするためやこうあって欲しいと言う希望をいれ、ときどき講談師みたいになることがあるので、要注意。

汗みずくになって、降った洞慶院には、中年を過ぎたおばあちゃんがいっぱい。竹を叩いてつぶし、繊維状になったところに、赤 白 黄色と派手な色をつけた「オカンジャケ」(魔よけ 厄除けの道具?)を一本頂いて帰る。

登りが1時間ちょっと、降りで40分くらい、休憩含めて2時間ちょっとの山歩き。

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