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2005年8月 8日 (月)

ひとっ子一人いない

P1010066 池の平。日本各地によくある地名の一つだと思う。長野県だけでも自分の知る限りで3ヶ所ある。

今回登ったのは、長野県と群馬県の県境、浅間山の西側一帯につづく、湯の丸高原といわれる二千m前後の山が十座ある山塊の中にある。

池の平は、ざっとみたところ5~800mくらい旧火口が元になって出来た湿原で、高山植物の多い山として知られている。

朝4時、望月町の義妹夫婦の家を朝ご飯抜きで飛び出す。これも、どこにでもある地蔵峠という名前の駐車場に入ったのが5時少し前、下から見た時、霧ごんでいた山も峠に着いたときには晴れており、朝陽が霞み?のせいか眠そうな顔をして上がってきた。

早々に支度して歩き出す、いつものように少し早足になるので自分に言い聞かせるが、なかなかうまくいかない、「まあ一人歩きだからいいか」なんて自答しながら息がはずむまで山道をたどる。

他の時期なら池の平のそばを通り高峰高原まで自動車で行けるのだが、観光シーズンには閉鎖して、かわりにバスをピストン運送するそうだ。

しかし、今回は花見が目的なので、歩いたほうがゆっくり見えるし、バスは8時頃でないと動かないことを知っての上の行動。  朝早く出発したのは、自分だけだったようで、文字通り露払いをつとめる。歩くにつれて腰から下が露でぐっしょり、気温は駐車場で18度だったから、さらに下がっているのだろう、少し寒く感じる。

笹原 コメツガ カラマツ ダケカンバの樹林を交互にくりかえし、だらだら登りに高度を稼いで1時間少しで池の平駐車場に着く、ここまでにも、道脇にはヤナギラン オダマキ ナデシコ ノアザミなどを見、シャクナゲの枯れた花弁を沢山つけた大株にもであった。

P1010055 駐車場からは、整備された砂利道となり、標高で70mほど降ると目指す湿原に到着する。湿原の周りを木道がとりかこみ歩きやすく湿原に立ち入らないようにしてある。そして、小さな草花があちこちでなくびっしりと花を咲かせている。

ここまで、人っ子一人出会っていない、まるで、自分ひとりのために咲いているという、年がいもない感情に浸りながら、あちこちと歩き回る。  「朝起きは三文以上得をします」

次に目指すは、やはり高い所に登らないと気がすまない性格からして、最高点 見晴岳に向かう、20分くらい草花を愛で、写して登ると左手にフエンスが続いている、なにか危険なのかと覗くとそこは、コマクサの群生地 「長いことぶりでした」と思わずあいさつ。

乗り越えられそうな、フエンスで守られている所を見ると、マナーも良くなっているのだろうか。まもなく、見晴岳(2,095) 頂上の岩に腰掛けて食事をしていると、前方が霧ごんできた、背中に太陽を背負って、もしかして、ブロッケン現象かと期待して立ち上がって待つ、前方の霧に自分の影が、、、、、、しかし、期待はそこでおしまい。霧は後ろにも回る。我慢をして待つがますます濃くなるばかり。9時過ぎ下山を決める。

降り始めて、20分ほど初めて人に会うまで自分の山だった。

花の方は、少し、整理をしてケセラのマイフオトの方に載せます

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