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2005年8月27日 (土)

チャボホトトギス

P1010009 今日の気温は平地で35度のもなるというので、海抜千㍍ではどうなるのか、さぞかし別天地があるのかと期待を抱いて竜爪山に登ってみた。(写真左文殊 右薬師 合わせて竜爪山)

竜爪は、静岡市街地からよく見える山であり、この山を冠した町名や小中学があるくらいで、静岡市のシンボル的な山の一つである。

自分も、この山はあちこちのルートからなんどか登っており、今回は2月に、雪を僅かに積もらせたとき以来である。

麓 平山の駐車場から30分ほどで穂積神社に到着、ここは山岳信仰のお宮さんで、境内周りに杉の大木が何十本もあり、ゆゆしさをみせている。ここでしばらく息抜きをしたあと、再度山道を登る、僅か先30㍍間隔ぐらいに、そう、年のころ5~60代の男性が一人づつ、そのあとから間隔を詰めないようにゆっくりと歩く。

古い神社跡を過ぎると、道は足場用鉄材で作った階段状になる、前回はここの雪が踏まれて凍っていたため難儀した所である。何年か前の大雨で道が崩れてたための処置であるが、登山道というより階段登りで標高を稼ぐ。

約40分、尾根に到着、俵峯から来た道と合流した処の休み場には、フシグロセンノウの真っ赤な花が目立つ。ここからすぐに最高峰薬師岳(1,051m)に到着する、山頂は小さな祠があるだけで、大抵の人はほんの少し足を止め、次なる文殊岳(1,041m)に向かうため鞍部を降る、理由は眺望がきかないためだ。

文殊岳、晴れていれば市街地や富士山 駿河湾 伊豆半島のほか塩見岳、赤石岳の南アルプスと360度遠望できるが、本日はな~んも見えない、気温も10時で25度、風もなく期待はずれ、ぞれでも、30分ほど汗の引くのを待って降りにかかる。

P1010070 一度下って薬師を登った所で、三脚をつけたカメラで地面を写している人がいるので近寄ると、チャボホトトギス地面に張り付くようにして黄色い花を咲かせている。

もう、花期もお仕舞いでほとんどが三角錐の種筒をつけている中で貴重な花。早速自分も一枚写す、登る途中ではヤマジノホトトギスを見ていたのに、この花は気がつかなかった。

なにか、もうけものをした気分で帰る、見返り草の小さな紫色が目に付く、台風の被害も栗の実やさるなしの実が落ちて、秋の獣の餌が少し減っているが、杉以外に倒木もなく、まずはめでたしめでたし。

往復 3時間半チョットの山散歩

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