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2005年8月15日 (月)

私も保守

いまから60年前の8月2日、自分たちの頭の上はるか高くB29の編隊が飛び去り、富山市を爆撃した。

どこから連絡が入ったのか、今日富山へB29がくると噂され、小さな集落の全員と思われる人が空を見上げていた。編隊はどれだけいたのか分からないが、無数の小さな光を点滅させながら夜空に爆音を響かせて飛んだ。

当時の子供の絵にあるように、日の丸をつけた日本の飛行機が立ち向かうことなく、富山の空に消え、やがて、谷あいの空が音も無く、赤黒く染まるのを見た。

こんな光景は当時どこかの都市で連日繰り広げられていた。抵抗力の無い都市を滅多打ちにして、大量殺戮をおこない、そうなってまでも国体(自分自身?)を守ろうとした軍隊というもの。

このとき、子供心にも「日本はだめだ」と思ったというのは、本当だったか、後になって刷り込まれた知識だったか定かでないが、8月15日、大人が聞きにくいラジオの前に集まって、ホッとした様子をひそかに盗み見してのは本当だった。

そう今日のように太陽が照りつけ暑い日だった。

この戦争は、はじめから勝ち目のない戦いだった、前にも書いたが日露戦争以来次第に権力を拡大した軍部とそれを支持し、世界情勢を知らなかった一部の指導者や報道に引きずられる所が大きい。

そして、国民に多大な犠牲をもたらした人には、やはり、それ相応の責任を取ってもらわなくてはならないだろう。「死んだら全て神や仏になる」では飢えで死んだ兵士、爆弾で死んだ市民に対していいのだろうか。

一昨日、元オリンピック選手の溝口紀子が、静岡新聞の「窓辺」というコラムに{「日本は戦争に巻き込まれてはいけない」という保守的な考え方が浸透していると思いますが、、、}と書いていた。

そうか、自分では思ってもいなかったが「そうです、私も保守です」といわなければならない時代なんだね。

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