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2005年9月19日 (月)

上高地散策

P1010014 朝 ブルッと身震いをして床を出る、気温は10度を下回っているか?すがすがしい冷気。それでも今年は例年より暖かいという。

外は快晴、上高地に30年近く行っていないので、こんな天気なら、と出かけることにする。約1時間で飛騨側の基地になる平湯温泉の駐車場につくと、すでに第1第2とも駐車場は満車になっている。ここから、乗鞍、上高地行きのバスがピストン運送をしている。排気ガス汚染などが理由でいずれも自家用車が通行禁止になったための処置であるが、初めての駐車場は不便な所だった。

バスは、ピストン運送だけにすぐに来た、平成9年に出来た平湯トンネルを過ぎ、これまた今年から使われることになった釜トンネルの曲がりくねった急勾配の坂道を40分ほどで通過し、上高地の大正池バス停で下車する。

安房峠は長野県側でバスのすれ違いがままならず渋滞を各所で起こし、釜トンネルも同様な状態だったのから見れば、まるでおなじ道かといいたくなるような立派な道路になった。

およそ50年前、夏休みの夏季鍛錬に始めてこの地でキャンプをしたときは、川に入って岩魚を捕まえたときの水の冷たさは、慣れるまでの1分ほど、足が痛くて凍みるのではないかと思わせたことを思い出し手を浸してみた。兎を捕まえカレー鍋に放り込んだこと、焼岳登山のこと、あの夏は霞のかなたに薄ぼんやりと残る。

国立公園とは言いながら、当時は岩魚を釣ることを商売にしている人もいて高校生の我らには良い遊び場であった。

雲は、少し出てきて奥穂や西穂にかかるが仕方ないか、しかし、久しぶりに見る大正池は小さくなり池に突っ立っていた枯れ木の数も激減している、焼岳も以前はもっと赤茶っぽく見えたと思ったが、緑の多い山になっている。

これが、30年だなと納得するしかないのか。池のふちに降りる、水のきれいさ冷たさは以前と同じに見えるが、野生の鴨が人ずれをしていて怖がらないどころか餌をねだっている。

川沿いの林の中、木道が田代池から河童橋までを何本かにわかれて開かれている、これも、以前は道がないため、ほとんど人の入らないところだった。が、今日は何十人もに挟まれてぞろぞろと歩く。

季節的には、まだ紅葉が始まっていないので、少ないはずのこの時期にこれだけの人が来るということは、他の時期はどんな風になるのか考えただけで恐ろしい光景になるんだろうな。

河童橋近くに、真っ赤なずみの実をつけた木が少し秋をつげていた。(写真は明神岳を背景にナナカマド)

めぐりきて すがたかたちに としつきの

    かわりをおぼえて 我老いぬ    山人

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