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2005年9月 2日 (金)

成金趣味

P1010035 久能山 東照宮

もともとは、ここにはお寺があったようだが、16世紀になって武田信玄が山城に改修。その後、徳川家康が駿府で死去したあと、日光に移すまでの臨時の墓所としてここに葬られた。という。

イチゴの季節からはずれたウイークデイは、参道両側のみやげ物店もほとんどが休業らしく戸を閉めて閑散としている。最近とみに足腰のよわった観光客は、日本平からロープウエイで訪れるため、行事でもない限り参道を登る人は少ないようだ。

一の鳥居をくぐり、雑多な石を敷き詰めた参道は、椎や樫 くぬぎなどの常緑広葉樹を主体とするいわゆる本物の森(宮脇 昭先生)をかたち作っている。ここにかかるとひんやりとした木陰が気持ちいい。そしてくま蝉 あぶら蝉がまだ盛んに鳴いていた   「お前さんたちこんな所に来ていたのかい」

今日も天気がよく、かすみのため遠望が利かないが、海風が適当に吹き気持ちがよい、誰が数えたか千百余段という石段を登る。この石段、面白いのは石の種類の多さである。

円礫 角礫 切石、堆積岩から火成岩まで、そして、なにかの廃材と思うが四角い穴のある石、石積みの仕方など、見ていて飽きないものがある。

さて、拝観料を払って、境内に入ると日光東照宮の元になったと言われる「権現造」の本殿は、厚い総漆の上に極彩色の施しと金具、つい最近本格的改修で創建当時の桃山時代のはではでしさを取り戻したという。

これはこれで良いのだろうが、一時代前の銀閣寺や利休好みの茶室などと比較してみるといかにも成金趣味に通じるものがあるのではないだろうか。見た目は綺麗だが奥深さは感じられない。ともあれ国の重要文化財に敬意を表して。と

帰り道、同年輩の人に合う。聞けば40年間航空関係でアメリカを主にして海外生活をしてきて、リタイアを期に静岡に住んでいるという。話ははずむ、つい小一時間の立ち話になった。

しかし、営業職を続けた人と現場で身体を動かしてきたものの話は、違和感がある上、お互い年寄りの頑固さが邪魔をして、どこかですれ違う。

彼は、アメリカが世界一すばらしい国だ、政治に対しても小泉自民党が好きだという。この辺の溝がひっかかり、どうしても埋まらないのでもう少しというのを切り上げてわかれる。

年に2~3回は通る海岸通り、今度来る時は、イチゴね~チャンがいちごの風船をくるくる回している頃だろうな。

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