男のためじゃない
世界三大とくると、その下にはいろんなものがくっついている。山 川 名所 文明などときて終いにはガッカリやムダまで入っている。
しかし、男である以上、三大とくれば美女を論じないわけには行かない。となると、世間一般にはクレオパトラやヘレナがきて、日本だけであるが小野小町がはいる。お隣り中国では楊貴妃や虞美人などのようで、それぞれ伝説の美女だ。
伝説になった以上、どんな姿かたちをしていたかさだかでないが、中国の場合ふくよかな美女が多いようだ、それにならってか日本でもお多福さんが平安時代の美女だと言う人もいるが、豊かな黒髪は話題になっても顔や容貌についてかかれたものはすくないようだ。したがって、小町さんも同様である。
現代の美人がタイムスリップして平安時代に行ったらどうなるか考えると面白い、憧れの小顔、髪の毛を短くし金茶に染め、ダイエットに励んだ娘っ子は自らをおとしめていることになり、足の爪までマニュキュァしたりヤマンバ風の化粧をみたら大江山の鬼の仲間、膝をやぶいたジーパンをはいて路上に座り込み何かを食べている若者をみたらお乞ん食さまにしてしまうこと請け合い。
時代が変われば、美人の基準が変わるのは仕方ないことであるが、究極の美人を白色人種において、髪の毛を染め、体形を真似しようとしても無理が出てくる。
「男はみんなそんな女性が好みだと思うほうが間違っているよ」と言ったら、返ってきた返事が「化粧やダイエットは何も男のためにしてるんじゃない」だって。ということは同性に対してなのね。
ハハン、分かりました。恐れ入り谷の鬼子母神ってやつか。
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