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2005年9月29日 (木)

先楽後憂

先天下之憂 而憂  天下の憂いに先んじて憂い

後天下之楽 而楽  天下の楽しみに後れて楽しむ

全国に後楽園と言う場所は、岡山の後楽園を筆頭に何箇所もある。語源は上の句によるものだが、何時の時代も口先ばかり,殿様の遊び場やお客さんの接待所のために作ったもので、詩文のような高尚な思想から出来たものではない。

天下のことは、さておいて好きな食べ物を先に食べるか後に残すか、というごくいやしい話から始まる。自分たちのように兄弟の多い家庭に育つと、銘銘盛りの皿でなく、大きな皿にドサッとでなく、チョビッと出て来ることが多かった。

「あ,と,で,」なんていっているまに無くなってしまうので、「美味いものは先に食え」が常識だった。

美味いものを残して「後楽」出来たのは、親元を離れて寮生活になってから、と言いたいがが、これもお定まりの給料が少ない、子育てが大変などで無理。結局は子離れした最近の話になる。

しかし、世の中上手く出来ていて、近年太りすぎ症候群。好きな物から食べないと、後になって体重計に乗りにくくなってしまうと言う悩みが出て、また「美味いものは先に、腹八分目」と言い聞かせなければならない時代に戻ってしまった。

先年水虫の治療中に、女の医者さんに「このごろ水を飲んでも太るんです」と言ったら、その医者さん真剣になって「絶対そんなことありません。いいですか、太るというのはですね、、、、、」としばらく真剣にお説教され、診察時間が長引いてしまったことがある。いやだね~冗談の通じない医者さんは、

結局のところ、わが人生は「先楽後憂」  先に腹一杯食べて、爪楊枝でチッチッとさせながら後悔するという図式の繰り返し。

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