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2005年10月11日 (火)

鯨とは言わないけれど

P1010020 アンデス山中で仕事をしていた自分たちにも、休暇がたまにある。(写真は海岸線に沿って走るパンアメリカンハイウエイ)

4~50日三交替でぶっ続けに働き、つぎの場所への移動には、交替に誰かが責任を持って10余人の現地採用のペルー人を指揮して行なう。

その間、10日間ほどが羽を伸ばす時間である。

ペルーと言う国は、日本から見てほとんど地球の裏側に当たる国で、赤道と言う名を持つ国 エクアドールの南に位置しているから熱帯地方に当たる。しかし、この国で海水浴が出来る期間はごくわずかである。

理由は、南極から流れてくるペルー海流のせいである。この海流の行き着く先にあるガラパゴス諸島には南極から流れてきて進化したペンギンがいることは有名であるが、そのくらい冷たい海なのである。と同時にこの付近は世界三大漁場としても有名な場所でもある。

となると、当然魚釣りでしょう。ある日綺麗なパテオ(中庭)をもつペンションに、前夜約束したセニョリーターが迎えに来てリマの南60キロほどの所にあるフクサナの港に行くことになった。

ここで、土佐の漁師みたいに鯨と言わないまでも鮪ぐらい釣りたいと、漁船をチャーターするのだが、さすがに女の人は交渉が上手い、先輩に聞いていた1/3ほどの値段で海に出ることができた。

しかし、名にし負うペルー海流、20分も沖に出ると小さな船を揺さぶりたくる。結局は小半日がやっと、小さなものを3匹で引き上げざるを得なかった。

港に帰ると、岸壁に一羽のペンギンが放ってあった。どこから取ってきたものか、網にかかっていたのかは分からないが、餌をねだりに陸上に上がってきたペリカンとともにさすがに所変われば品変わるを実感させられた。

セニョリーターは、漁師から小さめの巻貝を貰いそのまま口をつけて、吸い出して食べている。魚介類の生食は日本人だけの風習ではないことに少し安心したが、日本でも牡蠣ぐらいしかやらないと思っていただけにこれもびっくり。

夕方になって、砂漠状の海岸線をリマに向かっていくタクシーの中では、くたびれ果てたハポネス(日本人)が一人眠りこけていた。

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コメント

そうそう、セビッチエを忘れていました。慣れると旨いんだけど、最初がどうもね。

ほかに、なんでもかんでもオリーブオイルが入るのに、まいってしまい。帰ったら、さんまのジューッとした塩焼きを真っ先に食べるぞと言い合ったのをおもいだしています。

日本に居ればなんてことないのにね

投稿: オラケタル | 2005年10月12日 (水) 22時28分

ペルーの思い出の中で海鮮料理は日本とずいぶん違っていたね。あちらでは生魚を食べる習慣は少なく、美味しいかったのはカボスのような酸っぱいレモンあえの海鮮セビッチエ。日本人の好きな刺身はミラフローレスの先のチョリージヨス港で漁師から直接新鮮な魚を買ってきて、私も自分で三枚におろして来客にご馳走した。覚えてると思うけど焼き鳥のアンテクーチョも自分で味付けしてパーテ―などでよく食べたよね。今でも時々バーベキューで楽しんでいますよ。

投稿: 二反田 富彦 | 2005年10月12日 (水) 20時09分

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