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2005年11月25日 (金)

隙間なく植林

P1010017 静岡に来てあと1週間で29年になる。ふるさとの旧財閥系の大企業が希望退職を募ったのと静岡の小さな会社が是非というのにひかれて、移ってきた。

(写真は植えたっきりで何の手入れもされていない昼なお暗い植林地帯。こんな山がかなりある)

こちらに来て、驚いたことは幾つかある。そのひとつは冬の暖かさと山の景色だった。ふるさと飛騨は以前12月に入ると山に雪が積もり、ブナやナラ カエデなどの落葉樹が多いため山の稜線が5分刈りの頭みたいになるのに対して、静岡は1年中同じように濃緑色であった。

近くで見れば、みかん お茶、そして杉檜が隙間なく植えられている。「静岡の人は働き人」だとそのとき思った。しかし、仕事の関係で山に入り地滑りの調査をし、その対策工事はほとんどが植林した山だった。

根が地中深く入らない植林地帯は、木材価格の低迷とかで放置され、下草がないどころか荒れた岩屑だらけ。保水力が衰え大量に降った雨は水を通さない岩盤付近で地すべりを起こすのだ。

12月の県議会で、県は森林税を県民からとり、森林の手入れをしたいという。飲料水の確保、地すべり防止などの意味合いを説明するが、森林業者の保護策だけにならないか心配である。

というのは、昨日登った梅ケ島地区の上に県が「間伐展示林」と看板を上げ、20%間伐と誇らしげにうたっている。確かに他の杉林に比べれば明るい森であるが、切り倒した木はそのままの状態、間伐してから10年もたつのに下草もろくに生えていない。

森林税の使い道。それは、急傾斜地や地すべりを起こす可能性のある土地は、県が買い上げ保水力のありその土地にあった広葉樹などを植え直すような方策を取ってもらいたいものだが、議員の中にどれだけその知識があるやら、、、、

事務局が用意した書面を前に、事務局が用意した意見を述べるだけというのは考えすぎか。

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