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2005年12月 1日 (木)

一里塚

なんとまあ、今日が自分の戸籍上の誕生日であることを孫が言うまで忘れていた。

「戸籍上の誕生日?実際の誕生日は別にあるの」 今の人では不思議な話しかもしれないが、以前はよくあった話で自分の周りには何人かそういう人がいる。

もちろん、御釈迦様ではないので本人は自分がいつ生まれたかは知らない、大抵は母親なりその身内から聞いているのである。しかし、父親から聞いたと言う人はいないようなので、戸籍を届ける側の失敗などを言いたくないと言う心境か。

ただ意識的に変えたのもあって、3月末に生まれたのを1ヶ月ほど遅らせて遅生まれにしたり、12月末を1月1日にしたりはあったようだ。こういうことは、自宅で産婆さんの介助の元に生まれたファジイ?であったとおもう。

産院で医者の立会いで生まれるようになってからは、厳密に何時何分まで記され、こんなことはありえない存在のようである。

で、自分の場合はどうかと言うと、他の人は大抵生まれた日のほうが早いのに、戸籍の方が早くついているという(これは亡き母刀自が言ったこと)。このころは、生まれてからおちんちんがあるかないかがやっと分かる時代だったので奇妙奇天烈な現象だそうだ。ではなぜか、、、、、、、

60有余年まえのこと、生まれてからおちんちんを確かめ、どれだけかして名前を決め、町役場へ戸籍届けに行ったとき「生まれた日は?」と聞かれたんだろうと思う、そのときとっさに思い出せず適当に答えたと言うのが真相だったようだ。

ついでながら、幼少のみぎり「どうしてうちは、誕生祝いをしないの?」と聞いたところおやじさんは自分ちの貧乏を隠すため(?)即座に答えた「日本人は1月1日が誕生日なんだ。だからみんなでお祝いをする。数え年って言うけど昔は満年齢なんてものはなかった」そうか、年もみんなで越せば恐くないんだ。

この年になると、一休さんではないが「正月や冥土の旅の一里塚 めでたくもありめでたくもなし」というように誕生日だってのんびり喜んじゃいられない、忘れるくらいが丁度よいのだ。

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