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2006年1月28日 (土)

平冶の段(940m)

P1010074 平治の段 と言っても平治さんの話ではない。

清水の水源地 興津川の上流に中河内川の源流に当たる所に板井沢という集落があるがここの背戸にあたる場所にある山で、先月末に登った高ドッキョの尾根続きになる山である。

したがって、登り口は一緒である。1月に入って降った雪はその後の低温もあって、登り口にある荒れた山葵畠の付近からところどころに白いものを残している。

峠までの途中にある水のみ場は、相変わらずコンコンと塩ビ管から吐き出しているが、その周りはうっすらとした雪と氷が張り付いていた。ここで一休みして喉を潤し、地蔵様のある樽峠に着いたのは登りだして40分と予定通り。

樽峠から笹の生い茂った山道を行くが、山梨側からの雪で10~20センチの雪と踏みしめた道は固い霜柱が覆っている。

峠から小さなデフを越して下った後ロープを張った、直線状な登りに入る。ここも地面が霜柱を固く凍らせたようになっていて足場が悪い。

約20分、急登すると斜面はなだらかになり、道はさらに白さを増す。風もなく空には雲一つ見えない上天気ながら、雪は乾いてさらさらとし気温の低さを物語っている。

峠から40分ゆるい登りは終わる。特に頂上らしい雰囲気もなく、頂上を証明する標識もない。しかし、これで標高は940mあるのだ。

P1010071 頂上を少し過ぎたところに、東側を切り開いて富士山と愛鷹山を正面に左側に伊豆半島と清水港が少し霞んでひろがる。残念と言うかどこでもと言うか西側の安倍川沿いの山並み、さらにその奥に広がる南アルプスは見えない。(つまり木を切り払わないため展望が利かないのだ)

枯れ草を折りしいて例のごとく早昼にし、30分ほど休んで引き返す。帰りは予想したように地面が固く足がかりが悪いので、木をつかみながらトットコトーと駆け下りながらの下山になった。おかげで降りは15分で樽峠に到着、まわりの景色を見る余裕もなし。

下についてから、寄り道をして「かわせみの湯」につかり着替えし、さっぱりと帰宅。

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