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2006年1月 3日 (火)

文庫本をやっと一冊

孫台風が帰り、ある種の脱力感がただよう。

さすが、男3人となると迫力がある。一番上が面倒見が良くて助かるが久し振りに会った一番下が興奮して付いて歩いているのを見ると、自分もあんなときがあったのかなとほっぺたが緩んでしまう。

さて、年末に古本屋さんで3冊ほど仕入れてきて正月は読書と思っていたが、上記のような理由で読む閑もなく、文庫本一冊がやっと先ほど完読。最近では根気がなくなり長編は何時になるか分からないので、エッセーなど短編集ばかりになった。

自分はどちらかというと作家で本を選ぶ傾向があり、推理小説や空想小説 恋愛小説 たられば系は始めから除外しているため偏ってしまう。

今回のものは、向田邦子の「霊長類ヒト科動物図鑑」というものであるが、ここに出てくる彼女の父親像は自分たち世代以前の父親をよく見ていると思う。

ちなみにテレビドラマだった「寺内貫太郎一家」はその父をよくして描いたものと言われている。

自分なんかは早くから父親に対して反抗期に入り親が死ぬまで尖ったイガが突きあうようにして過ごしてきたが、女の子どもはまた違った冷静な眼で見ていたんだなと思い知らされることが多々あった。

もっとも彼女が後に作家になるような女性だったせいかも知れないが。

この短編の中に”ヒコーキ”という項目のがあり、飛行機をよく利用するようになっていながらこんな重いものが何故空を飛ぶのかと気を赦していない。飛行機に乗る前に部屋を綺麗にしてから乗ろうと思うのだが、あんまり綺麗にすると万一の時「虫が知らせた」と言われそうなので、縁起を担いでわざと汚いまま旅に出ることにしていると書いている。

この点は同感で、自分なんかも旅行の前と言うと、整理しょうかどうしょうかと迷うことがあり、彼女のようになるたけ整理をしないようにしている。

この後、昭和56年に飛行機事故で死去するのだが、このときはどうだったんだろう。そして、この単行本の発売日が昭和56年9月となっていて、事故のすぐ後に出版したものだった。

人は自分の最後について予言することがよくある。これについてはさらに書きたいことが随分とあるがまたいずれ機会を見てにする

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