映画”旅情”
雨が降ります 雨がふる
遊びに行きたし 傘はなし、、、
てなわけで、今日一日降り込められていた。午後になって「午後のロードショー」というのでキャサリンヘップバーンの”旅情”をやっていたので見て過ごした。
キャサリン・ヘップバーンは、もう一人のヘップバーンに比べると当時でもかなりのおばさんであったし、美人と言う部類には入らなかったから、演技力で活躍した俳優だった。
この映画は、昭和31年ころ見ているはずなので、それこそ半世紀振りということになる映画の筋書きは忘れてしまっていたが、イタリアはベニスの光景をいろいろな角度から写していて、その後40年以上経ってからベニスに行ったときここも映っていた、あそこもと思い出させてくれたほど印象に残っていたことを思い出した。(40年ほどあとに見たベニスの運河)
特に、サンマルコ広場や最後のシーンにでてきた海の上を列車が走るところ、ゴンドラの艪の動きが日本の和船の艪と似ていることなどは、懐かしいと言うばかり、、、、、、。
またこの映画のバックグラウンドに流れる曲は今でもときどき聞くことがあるくらいだから名曲なんだと思う。しかし、時代の流れと言うか、映画そのものはこんな程度だったのかとがっかりした。
その当時インパクトがあった映画も、ほとんどが年を経てみると感じる距離感と言うか、どこに感動したのか分からなくなってしまうのに対して、音楽というものは不思議なもので何時までも色あせないように思う。
よく「昔の音楽(歌)は良かった」と言う人がいるが、良かったから残っているので、消えた音楽も数知れずある。そのなかで50年経ったいま、演奏される曲はそれこそ宝物なのなんだと思う。
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