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2006年3月14日 (火)

とっさきのカモシカ

P1010021 満天星のまま夜が明けた、天気予報ではくもりか雨の予想だったのに、、、、(写真は真富士山ごしの富士山、さてどちらが本当の富士山でしょう)

外に出てみると、見える限り雲はなく富士山も白く化粧をして「おいでおいで」と手招きをしている。こういう状況に弱いのは男の常、尻がむずむずして我慢が出来ない。

御飯もそうそうに支度をしながら「さてどこに行こうか」と地図を引っ張り出す。自動車の燃料があまりないはずだから近場にしようと決めたのが突先山(1,022m)丁度、三年前の3月に行ったきりだから、久し振りに行ってみよう。

朝の出勤時間の少しで前にと思ったが8時過ぎにようやく出発となり、最悪の渋滞。それでも、足久保川沿いの一番奥 長島の駐車場?についたのが9時だった。

先日、ふきのとうを取りにきてからあまり間がないのに、このあたりも春が押し寄せており、やぶ椿は花ごと落花しておりキブシも薄みどりの花房をたらしていた、しかし、何よりものご馳走はウグイスの初啼きが聞けたことだった。

ウグイスは、先日来あちこちで聞いたという話を聞いていたので悔しい思いをしていたが、これで納得!。

山登りは前回と同じルートでまわることにした。まず、登りは谷沿いに登り、二の滝 おお滝をめぐり山腹ルートと合流して釜石峠に向かうここまで下から一時間ほど、順調に登り、峠で汗をかいた下着を一枚ぬぐ予定だったが、峠にた途端冷たい北風がかなりの強さで吹きすさび、とてもじゃないが脱げなくなった。

尾根沿いの道は3年前にも歩いていたのにほとんど憶えていなくて「こんなとこあったかな?」いいながら登る。

名前の通り階段状に緩急をつけながらとんがった山頂を目指す。30分ほどで頂上に到着。ほとんどが杉の植林地帯だけに見晴らしもなくこの時期以外は薄暗い感じの山である。

見晴らしは頂上の東側だけ真富士山の上に富士が6合目あたりから上を出していた、こちらは雲がないが後ろの南アルプスあたりから雲が押し寄せて来はじめて、風花が舞ってきた。頂上にある寒暖計は零下8度、風が強いので体感温度はもっと低く感じる。さすがに寒さには強いと自認する自分でも長居は無用と10分ほどの滞在で下ることにする。

P1010031 帰りは、釜石峠の先の山腹ルートに回り、水場で早飯を食べることにして座り込んででいたら何かが近づいてきた。犬にしては大きいなと思ったらカモシカ。むこうもびっくりしたらしく立ち止まって固まっている。

距離は約5mない。こんなに間近で見るのは初めて、驚かさないように、カメラを向けシャッターを切る約3分ほどか、のそのそとご退散。突先山だけにとっさの出会いをありがとう。

今日はホワイトデー。前にも書いたように義理チョコもない自分にはお返しする相手もいないので、取って置きのバランタイン12年物の封を切って、憂さを晴らすことにしよう。

「エッ バランタインって何か?ですか」って。スコッチウイスキーの上物ですよ

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