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2006年3月12日 (日)

Oh my Gato

P1010012 花のいろは うつりなけりな

             いたづらに

我が身よにふる ながめせしまに

                         小野小町

早いもので長い間主役の座を占めていた梅の花も散りいそぎ、さくら、ももの季節に代替わりをしようとしている。里の春は早足に駆けている。

今日、12日は東大寺二月堂のお水取り。春がこれから本格的になるという。40年くらい前に行ったきりなので、毎年この時期になると再度行きたいものと思っているが果たせないでいる。

P1010093 散歩道の脇にには、ミモザがまっ黄色に木をつつみ、別の場所ではレンギョ 椿 桃が三色に染め分け、こき混ぜている。

昨夜は、夜通し猫が恋の歌をうたって眠らせてくれなかった。

楚々とした少女のような猫か、カルメンのように妖艶な猫かは知らないが。近所の猫仲間で評判の猫らしく、甲高いのからうなり声に近いのまで幾つかいて、終いには恋のさや当ての痴話喧嘩にまで発展していた。

さしづめ、甲高いのは若くて敏捷な猫か。うなり声は貫禄のある肥ったボス猫か。俳句 短歌のように短いものは少なく、長唄 端唄 オペラのようなものをこき混ぜて人間を悩ませる。

動物で、寿命というものを知っているのは人間ぐらいだと聞いたことがある。まして、恥とか外聞が悪いというのは集団で社会生活を始めるため人間が作り出した考えだから猫には関係のないこと、毎年 この季節になると猫族は内なる衝動に耐え切れなくて、老いも若きも行動するのだろう。

ひるがえって人間の場合、季節感がなくなって一年中発情するようになったのはいつの頃からか、若いころの自分を振り返ってみて猫を笑えないこともあったが、最近では暗いところ、公園などではなく、道路上や電車の中など公共の場所で動物のように、人目も気にしないでいちゃついている。

これは案外、見せびらかして本人たちも楽しんでいるんだろうか。そうなると、お客さんである自分としては、もっと見栄えのする良い役者に換えてくれと注文したくなるような配役が多すぎる。

ちなみに、スペイン語で猫のことをGato(ガト)というが、こんな光景を見るとOh my Gatoといっておこう

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