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2006年3月22日 (水)

寝た子のカタクリ

P1010066 21日、阿智町のザゼンソウを雨のため中止して中央道を走ったため、予定外に早くこの日の目的地豊田に到着する。(日も沈み眠りに入ったカタクリとイチリン草)

一休みして弟夫婦と話しをしているうちに、香嵐渓のカタクリが咲き出しているという話しが出てきたため、「それじゃ これから出かけてみようか」ということになり、これも最近豊田市と合併した足助町に向かう。約30分。

香嵐渓は、秋の紅葉で有名な所であり、その時期になると押すな押すなの大渋滞になるため、前も時期を外して出かけたことがあるが、常に何か見ものを作っている観光地である。

今回も、公園に入り口の上に僅かに咲いていたカタクリを、斜面全体(5,000㎡)に広げ紅葉の木の下に一輪草と共に咲かせていた。

ところが大誤算、出かける前 紅葉の時期のことを思って「夜間照明があるから少し遅いけど大丈夫だよ」なんて気軽に出かけてみたが公園に着いたのが日ぐれ真近の5時ころ、駐車場の料金所に誰も居ない、不思議に思いつつ斜面を登ると一面のカタクリ群生地に開いている花が僅かしかない。

そこでやっと気がついた。「カタクリは夜になると花をたたんで寝るんだわ、忘れとったよ」と大声。

この植物、以前は片栗粉を取るため根の部分を掘って作ったものだし、戦後の食糧難の時代には葉を取っておひたしなどに使ったころは、どこにでもある雑草のひとつと思っていたものだが、今では、観光の目玉として各地で護り育てられている。

乱獲のせいだろうか?どうも自分が思うにカタクリの育つ場所が、悪かったように思う。南向きに日当たりの良い斜面は、家を建てるに都合が良かったせいで乱開発したのではなかっただろうか。

P1010091 紫の花を上品に反り返らせて咲く、小さな花は群生するとさながら絨毯のように斜面を彩る。ふたたび、春の雑草として見られるようになるのは何時の日か。

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