貧富の格差
”いま一番輝いているのは、派遣社員の○子ちゃん~”なんてコマーシャルがあるが、となると、一般社員はしぼんでいる会社かね。こんな会社があったらそう長くはないね。
「国民の87%が、貧富の格差が拡大していると感じている」共同通信の世論調査は集計した。
その理由として、正社員より給与水準が低い派遣社員やパート アルバイトが増えているからだと考えている人が多い。
昔から、パートアルバイトはあったが、しっかり働けば正社員への道はあった。しかし、バブル以降になると、人件費削減を理由として社員を切ったばかりか、非社員は何時まで経っても正社員になれなくなり、就職態様が二分化されてしまい、それが「勝ち組 負け組」となり、一度負け組みになると這い上がれないと言う閉塞感をもたらしている。
また、自分の若いころの話しになってしまうが、「同一労働 同一賃金」「働かざる者食うべからず」を掲げて労働組合が闘っていた時は、希望が見えていた。親はすねを齧らせてくれないし、それを言うのは恥ずかしいと思う時代の雰囲気があった。
額に汗して頑張った人が、それなりの収入を得るのはかまわない。人にはいろいろな能力があるのだからその能力で、得意の分野で活躍し、その才能で収入を得るのも良しとしよう。しかし、訳の分からない方法で多額の資金を作り、それを振りかざして人を惑わすのは納得できない。
お金を持っている人が偉い。かねかねかねと銭金の亡者ができたり、どんなに頑張ってもその見返りがない社会は腐ったりんごと同様、いずれ崩壊するだろう。
今、フランスでは、就職しても2年以内なら会社の都合だけで首を切っても良いなどという資本家にとって都合の良い法律が出来ようとしている。
バブル崩壊後の日本も企業が潰れたら大変、と手厚い保護を銀行を始めとした大企業に差し伸べてきた。
その大企業が空前の増収増益になってきた現在、それ相応の負担を大企業にしてもらい。弱いものいじめの税制を改めて欲しいものだと、貧乏人の小額納税者は思う。
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