どんでん返し
借りる時は仏顔 返す時の閻魔顔
これが、昔から高利貸しに付けられた借主の実感だった。
「どうする? アイフル」こんな見出しで貸し金業アイフルが営業停止になったのを扱っている報道番組があちこちであった。
取立ての仕方が脅迫まがいであったり、会社にまで電話をかけたりなどがあって、弁護士が被害者と言われる人を集めて訴訟騒ぎにになっているそうだ。
貸し金業の取立てについては、前にも「武富士」が問題になったことがあったが、昔から高利貸しの取りたては厳しいものである。が、それだけしないと返さなかったり、はじめから返す気の無い人がいたりする。
高利貸しではないが、ず~っと昔に小さな家を建てるため、住宅金融公庫から年利5.5%で借り入れ18年返済にした時、最初のうちは、返済金額と利子がほとんど同じだったことに驚いたものだった。
5.5%でこんなになるのだから、貸し金業の29%あまりの利子はそれこそ大変な金額になるのは予想される。
今回の問題については、どちらが本当の被害者だろうか、という問題を含めて考えなければならない。報道だけ見ればお金を借りた人が被害者のように見えるが、もともとは貸した人が被害者だったはずである。
法律の範囲内の利子で金を借りた人が、取り決めに従って返していれば問題は無かった筈。貸し金業もそれで会社を経営しているはずなのだから丸く収まっていたのではないかと、幸いにも貸し金業に世話になったことのなく、事情の知らない自分は思う。
いじめを受けていた者が、なにかの弾みや日ごろの恨みで相手を刺したりする、そのとたん、どんでん返しが待っていて、被害者と加害者の立場が逆転することがままあるが、もともとは刺された人が原因であってもなんだけどなぁ、、、、、
どんな場合も被害者といわれる人が善人で加害者といわれる人が悪人と言う図式はなりたたないことがあり、簡単に一方の肩入れは報道の中立をいう、マスコミは謹まなければならない。
金は天下の回りもの
お天道様と 米の飯は
いつでま付いて廻るという
それは昔の 作り事
なんて無責任で脳天気な借金はいつまでも続かない
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