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2006年4月19日 (水)

黄土台地のはてから

P1010050 松原遠く 消ゆる所

白帆の影は うかぶ

日本にいれば、海岸間際まで松原があり、緑はその後ろから山の上にまで続くのは当たり前の景色だと思われているが、世界的には珍しい光景である。

自分が実際に目にした光景のひとつに、ロス.アンジェルスからメキシコを経てペルーに至る海岸を飛行機の窓から見るとそれこそ、見える限り赤茶けた岩と土しか見えなかった。

実際に、ペルーの海岸端から見ると海から山の天辺、アンデスの山頂(3000m以上)まで全然植物らしいもののない所が多くあれば、決まって人工的に作られたものだった。

今日も激しく黄砂が舞っている。距離にして3~4km先のビル街が霞の中にうっすらと浮かぶ。

先日北京に30万トン降ったといわれている黄砂に一部が日本に到達したのだろうが、そうなると総量でどれだけの土が舞い上がったのだろうか。

黄砂は、中国内陸部の黄土台地から飛んできたものだというが、このあたりは黄河文明が発祥した地域でもあり、そのころは、木や草も茂って農耕に適した土地だったようだ。

その後、気象が変わったのは何のせいだったか、今ではむき出しの土が延々と続く土地を写真で見、日本からも苗木を植えるボランテイァが行っていると聞いた。

しかし、こんなに土が吹き飛ばされるようじゃ、石ころ砂漠に変身しゴビ砂漠の拡大になってしまいかねない。

日本は幸いにして、温暖湿潤気候で植物の生育に適しているので、砂漠化とは、「月の砂漠をはる~ばると、、、」というイメージしか湧かないが、無駄使いをして、砂漠になってからでは大変なことになる。と黄砂を見ながら極めて当たり前の感慨にふけった一日だった。

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