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2006年5月20日 (土)

霜降り

メキシコから乗った帰りの飛行機(日航)で肉が出た。

チャチなナイフで切るといとも簡単に分けられる。「肉ってこんなんだったな~」と改めて感じたのは、少しの間固い肉ばかり食べされた後のせいだったが、遠い昔の話。

自分がはじめて食べた肉の記憶は、遠い南氷洋で捕鯨オリンピックとかいって、ニユース映画で母船式船団が白長須鯨を勇ましく取っている場面を映し出しているころであった。

獣は四つ足だといって、自分がとってきた山兎には目もくれず、食べなかった母親も、鯨は魚だといって月に一度買って来た。

白い筋だらけの肉は、噛んでも噛んでも噛み切れないしろものだった。が、それでもうまかった。

牛や豚はその後、随分経ってからでないと口に入らなかったが、いつの頃か覚えていない。その少し前後するが、度胸試しに犬や猫も闇汁に入っていたことがる。

闇汁とは、若い者がそれぞれに持ち寄った食べ物を、暗がりの鍋に放り込み、後で持ってきたものを明かす食事会?親睦会?度胸試し?のこと。

そのほか、ペルーではクイといってネズミかモルモットの親玉みたいなものもご馳走になったし、山羊や羊の独特の臭いのする肉も経験した。

そしていま、飽食の国日本では、脂身の強いマグロのトロを世界からかき集め。肉も、単なる牛や豚では飽き足りなくなって、ブランド物の霜降り肉に執念を燃やし、輸出国アメリカやオーストラリヤなどでも日本人向けに脂身の強い牛を育てているようだ。

霜降り肉は、神戸、松坂に始まって但馬、近江、飛騨、山形など全国に地名の付いた肉が出回っているようだが、この肉を作るについては、良い種牛を元に良い飼料管理で肥育された家畜でないと出来ないらしい。

そして良い飼料とは、牛本来の食べ物の牧草ではなく、とうもろこしなどを主体にした穀物のことであり、肉を1キロ作るのに8キロの穀物が必要であり、さらにその肉質を霜降りにするためにはもっと食べさせ、動物の筋肉細胞の表面に脂肪を付着させなければならないと、テレビで言っていた。

「これは、恐ろしいことですよ。食糧不足が深刻な国を尻目に、食の収奪を、、」と言い「歯ごたえの少ない食べ物は、あごの発達を衰えさせ、やがて民族の衰亡に至ると、、、」というらしいが、そうなる前に食べすぎで内臓脂肪が付きすぎたおじいさんは、霜降り以前に自滅しそう。

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