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2006年5月 2日 (火)

おいおい 去年のかよ

P1010079 夏も近づく 八十八夜 トントン

野にも山にも 若葉がしげる トントン

あれに見えるは 茶摘じゃないか

茜だすきに 菅の笠                  トントン

今日は、八十八夜。昨日の突拍子もない暑さも一段落し、空は一面の雲につつまれている。

周りの低い山の端も、次第にそのてっぺんに雲をまとい付かせ、今にも一雨来そうな構えを見せながら、ほんの少々の見せがねみたいな降り方でじらせている。

おかげで、中川根の山々の様子を見、あわよくばよいお茶をと思っていたのを止しにしてしまった。

八十八夜、といえば「お茶」しか思い浮かばないのはなぜだろう。お茶のための日付なのだろうか。

もうすぐ、立夏という季節の区切りがある。ただの語呂あわせに過ぎない縁起物なのだろうか。

お茶どころ静岡だけに、こちらの新聞には毎日の市況とその解説が載っている。今年のお茶の取引が始まる前日に、問屋が大量の在庫をかかえていて、新茶に影響を及ぼしそうだと書いてあった。

新茶と言うだけで、高いお茶を買わされる身にとって「おいおい 去年のお茶かよ」と思わず言いかねない。

保存技術が向上してる現在、素人が判断できないとなると、製茶業者が去年のお茶に「新茶」のラベルを貼ったり、混ぜたりすれば分からなくなってしまうし、買い控えをしたとするとその可能性が大きい。

原料の原産地表示が義務化されても、生産年(採取)表示がなければ、消費者をバカにしていることになり、しっぺ返しを受けかねない。

とはいえ、もともと薬草としてもたらされた高価なお茶も、広く普及され我々庶民の口に入るよう値段や品質が改良され、味、香り、色と3拍子揃ったものに出会えた時のうれしさはかわらない。

そうしたなかで、体調もあったのか、県西部の引佐町渋川の農家で、仕事のあいまに縁先に腰掛け、ウグイスのこえを間近かに聞きながらよばれたお茶が今までの最高だったと思う。

旅行けば 駿河の国に 茶の香り、、、と広沢の虎らさんがうなっていたのは今では遠い昔だが、市内の茶町や安西の茶問屋が多くあるあたりを歩けば香りを実感することが出来る。

いま、知り合いの農家からもらったほんの少しの新茶から香りとほのかな甘味を、ゆっくりと味わっている。おすそ分けは本格的に出荷した後になりそう。

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