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2006年6月25日 (日)

サラブレッド

○○界のサラブレッドといえば、人間の場合 由緒正しい家柄のお坊ちゃんをさす言葉にも用いられている。

サラブレッドは、1700年ころイギリス貴族の手により競馬用に作られた馬(玩具)で、生まれてから死ぬまでが全て人間の手により管理されているため、親子代々、親類に至るまで全てが分かるしくみになっている。同様に犬や猫の中にも血統書つきなんて玩具もいて、マニアの中では幅を利かせているらしい。

しかし人間の場合、最近の遺伝子学の発達する前は確認する術もなく、本当に親子かどうか分からない例がままある、下々の庶民はもとより高貴といわれる血統も疑問視される文献もあって、血統書(家系図)が付いていても定かではない。

血統書(家系図)は一応成功した人が欲しがるものらしく、戦国時代、社会が崩壊した後、成り上がり大名が競って家系図を作らせたと言う。もちろん、いいかげんのにせ物だが、、、、、

静岡に来た時、最初に就職した会社の社長が、うちの先祖は徳川さんに付いて静岡に来た武家であると自慢し、「あんたの家は?」と来た。

そこでカチンと来た自分は言ったね「我が家は先祖代々飛騨の山奥で生活してきた百姓であり、江戸時代何度も襲われた飢饉を切り抜けてきた人の子孫であるから、いい種を受け継いでいる」と。

江戸時代の武家と言うものは、家系図をどんなに立派に作ろうと戦国時代を遡れる家は少ない。そして、家を絶やさせないようにいろいろ(養子や武家株の売買)と体面を繕って、先祖の功績に頼ってきた人がほとんどで、生まれてから死ぬまでを管理をされたひ弱な人間だったのだ。

くれぐれも社会のサラブレッド(玩具)にならないように心しよう。

いや、心しても今からでは遅い、血統書(過去帳)はあっても、あまりにも雑種で何がなんだか分からないからである。

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