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2006年7月29日 (土)

魔法にかかった少年(越前岳1,504m)

Img_0082 空、近来になく青く晴れ渡っている。

目覚めたのは六時少し前、これは寝すぎたとばかりにあわただしく支度をし、コンビニで弁当を整え、以前から「晴れたら行こう」と、ねらっていた”愛鷹山塊の最高峰”越前岳を目指すことにした。

富士サファリーパーク近くの十里木の駐車場についたのが七時二十分だった。

すでに先客の自動車は10台近くある、十里木から見る富士は、宝永火口をヒョットコのようにチョット斜めに向けてすねているように見える。

きょうは、後ろにすこし、雲のボカシを入れ、久し振りにすっきりとした輪郭の素顔を見せている。

「富士を背負って登る山」 富士の周りには幾つかあるが、このコースもその典型である。

木道の階段で整備された登り道で、早くもあごを出した先客を追い越し、上のベンチに到着すると、小学2年の男の子を連れた女性に出会う。

小学生(しんちゃんというらしい)半べそかいている。母親は「たぶん頂上は無理だと思う」と言い残して先にたつ。

しばらくして、岩の多いところで追いついたので、子どもを励まして追い越し、盛りの過ぎた山法師が富士を背景に綺麗に咲いている”馬の背”で一休みをしたころは、子供の気配は全然なくなっていた。

それから登りだすと、次第に雲の量が多くなり、霧もかかりはじめて来た。

しばらくすると、下のほうに子どもの気配がし、つかず離れずするうちに追いついてきたのは先ほどの”しんちゃん”ではないか、「坊や 魔法にでもかかったのかい?」と声をかけたが、、、後から追いかけて上がってきた母親は「本当にそうみたい、急に元気になってしまって、、、」と言い残して霧の山道に消えていった。

山頂には出発から1時間40分、母子とすれ違うようにして到着。早飯を済ますと霧も和らぎ富士、富士宮一帯がうっすらと見え、富士山も少し顔をのぞかせた後、ふたたびベールの彼方に消え去った。

山頂で三十分ほど過ごして下山にかかったが、すれ違う人の多いこと、40人は越えていたと思う。ひさしぶりに賑わいの山。早く登ってよかったを実感した。

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コメント

毎度見ていただいて有難うございます。

他人の子どもと挨拶できるのも、数限られてきました。
うかつに声をかけると、胡散臭い目で見られる世の中、何とかしたいものです。
「私は怪しい者ではありません」という名札をつけても、信用してもらえませんし、散歩で毎日ぐらいに出会うのに目を合わせようとしない、成人もいたりして、世の中難しくなってきました。

それにしても、子どもの体力と言うものは、すごいものです、気分が乗ればスイスイと私を追い越していくのですから、、、。
やはり、子育てはそれに応じることが出来る若いときの仕事です。

十里木からの山登りは、冬がよいと思いました。今度は真っ白な雪景色を楽しみたいと思っています。

投稿: オラケタル | 2006年8月 5日 (土) 18時30分

「坊や、魔法にかかったのかい?」やはり感性豊かな
オラケタル氏宅の「ゴテ様」ならではの一言と感服!
しんちゃんと母親とのコミュニケーションも良好!
最近、続出している児童虐待の悲惨な事件にうんざりしている昨今、微笑ましい話題を有難うございました。
愛鷹山塊七月拝見。越前岳は何回も出かけていますが、
十里木からは一度もありません。今度、機会を作り十里木から登ってみようと思っています。

投稿: 高凛 | 2006年8月 4日 (金) 18時13分

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