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2006年7月26日 (水)

酒に別腸あり

P1010045 朝からの暑さに輪をかけるかのようにして油蝉がなきだした。

自分も耳の中に、一匹蝉を飼っていて、ときどき静かな夜などに啼きだすが、それとはよく似ているが抑揚がある鳴き方なので天然物に間違いない。

昨日、今年はじめての空蝉を見たばかりなのに、早速のご挨拶のようで「恐れいります」ってとこかな、しかし、暑さを倍加させるようで有難迷惑なんだけど、、、という一方で「今年は遅かったなぁ、これでやっと夏らしくなったわい」という気持ちもある。

天高くもくもくと舞い上がる入道雲はまだのようだが、九州地方を中心に梅雨明けらしいので、これからは、クマゼミ、ニイニイゼミと欅の幹に張り付いて競い合い、子どもはタモを持って追いかけ、喧しい夏、暑い夏劇場を演出するのも間近である。

やはり、季節が四つに区切られた日本では、季節には季節の音色 色彩が必要で、それが狂うと心乱れるものがある。

むかし、といっても今から2千年も前のことらしいが、中国で”周維岳”なる小柄で酒好きの御仁がいた。

この人の飲みっぷりがあまり良いので王様が「維岳よ、身体の割にはよく飲めるものだな」と訊ねたところ「酒に別腸あり、酒量は身体の大小にかかわりません」と答えたので、王様は「それでは、彼を別室に連れて行き、腹を割いて別腸とやらを確かめてみたい」と言ったとか。

その後本当に腹を割いたか、どうかは教科書に書いてなかったが、酒も過ぎるとつい気が大きくなり大口を叩くのは序の口で、後始末の付けかねるようなトラブルの元となることがあるので、ご用心のほどを。

先日、富士宮の風呂で一緒になった人が、たて一文字に切り傷があったので聞いてみたら、「大酒を飲んだあげくのことで、、、、」と苦笑していたが、思わず周維岳の生まれ変わりかと思ってしまった。

テレビの旅番組で、太目の女性タレントが二人の仲間を前にして、食事の後甘そうなデザートや水菓子を「これは別腹よね~」とスプーンですくって食べていたが、別腹と別腸は違うものだといいんだけど、ネ、、、、、

ちなみに、このタレントはダイエットの番組にも出ていたことがあったけど、別腹を増やしたり減らしたりして稼いでいるとしたら

        さすがにプロ御立派!です。

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