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2006年7月24日 (月)

親の意見と、、、

Img_0152_1 親の意見と 

     なすびの花は

  千にひとつの 

           あだもなし

古くからこんなことわざがあった。

30歳前に父親を亡くし、あまり小言や意見をされた憶えは無い。

別に意見しなかったわけでなく、仕事から上げって来て、酒をちびちびと飲みながら女房子どもに何かと言ったが、自分はいつも後じさりしながら、機を見て逃げ出してしまったせいである。

飛騨に限らず、雪国は冬になるとすることが無く、家の中に閉じこもっての生活になるため、たまに集まって囲炉裏端や薪ストーブ、炬燵を囲んで飲みかつ話し始めると延々と続くため、いっぱしの理屈屋が出来上がってしまう。

もっとも、度が過ぎると「そこのゴテは螺子兵衛だで(貴方の家のご亭主はネジベェだから)」といって、きらわれる。

そんな自分でも親の意見を幾つかは憶えている。

そのひとつに「恥ずかしいというのは自分の気持ちだけで、他人は何とも思っていないものだ、自分さえ恥ずかしいという気持ちを持たなければ思わなければなんとも無いものだ」というものだった。

日本人は「恥の文化」だといったのは「菊と刀」という本のなかにも書かれていたが、恥ずかしいというのは、周りから浮き上ってしまうことを、恐れる感情であるという。

他の人が知っている常識みたいなことをひとり知らなかったり、周りが真面目な青年ばかりだったら不良は恥ずかしいことだろうし、ガングロの中では色白は恥ずかしいと思うはずである。

群れて行動することが美徳である日本では、少々の不満は我慢をして大同につくことが大人(おとな)だといわれる。

そのため、周りが今どうなのか、常にアンテナを張って聞き、その方向に向くことを第一にするなど、節操極まりない変身に終始する。

自民党の総裁選でも、有力議員が勝ち目がないと悟ったのか、いろいろな理屈をつけて辞退するらしいが、もともとは、落選した時を「恥」と捕らえる感覚からきているとしたら、思想信条も大したこと無かったんだといわれても仕様がない。

今日のあまりの蒸し暑さに、つい冷たいビールが進みすぎて、まともではない、つまり、”騎虎之勢”で書いているのが自分でもわかる。

”支離滅裂”は常のこと、そこでまた一言思い出した。 

  親の意見と冷酒(ひやざけ)は 後から効く~  

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コメント

本当に久し振りでした。

母親の思い出と言うのは、誰しもよく思って言葉にするものですが、父親と言うものは悲しいものですね。
何かテレが先立ってしまって、おこり言葉しか出てこないのですから。

自分もそんな親父になっているんだと思います。
「思い出すと言うこと」ただそれだけで、供養になると田舎の和尚さんが言っていました。

どうぞ、いつでも立ち寄り頂いて、当ブログを賑わしてくだされば幸いです。

投稿: オラケタル | 2006年7月26日 (水) 21時22分

お久しぶりです。
仕事を始め、疲れ果てる毎日でパソコンに向かうのも久しぶりなのですが、私も自分の父の事を思い出しました。私は21歳の時に父と死に別れました。それでも同じようにいくつか心に残る言葉があります。色々思い出すきっかけを与えてくださりありがとうございます。夏休み中は時間が取れるので、また遊びに来ます。

投稿: のほほん | 2006年7月26日 (水) 13時07分

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