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2006年8月12日 (土)

すいとん考

Img_0019 久し振りに”すいとん”を食べたいと思った。

すいとんは、自分にとって戦後の食べ物だったような気がする。食糧事情の悪いさなか、煮干などの出汁もなく岩塩で味付けした湯に、小麦粉を少し硬めに練った物を小さくちぎって団子のして放り込んだものだった。

しかし、岩塩にはなにか臭みがついていたようだし、小麦粉も品質が悪く、いまみたいに練った後寝かせておくなんてことはしなかった。とにかく味よりもいかに腹が膨れるかが問題だった時期である。

食べごろは、一旦沈んだ団子が乳白色になって、浮かび上がってからだったが、少し大きかったり、慌てて放り込んだ時などは、中に粉のままの部分があってその当時でも不味かったのを憶えている。

いま目の前に出てきたのは、出汁もとって、大根を主体にした野菜や肉も入ってとても美味い。

何年か前、終戦(敗戦)記念日の行事だと言って、すいとんを食べさせていた記事を見たが、これ同様のものだったら戦後の食糧事情なんて、分からないだろうな。

と、いって、あのころ同様のものだったら、お変わりどころか一口も食べられないこと請け合いである。記事によるとお替わりをした人もいるとあったから、今様に作ったかゲテモノ食いだったのだろう。

きょうは、これから長野へ向かって出発する。

お盆休みの混雑にわざわざ閑人が拍車をかける必要がないかと思われるが、親戚の初盆とあっては、これまた浮世の義理。

約5時間の運転、気を引き締めて、いざやいざ!

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コメント

こうじさんとは15年以上年に差がありますか。
そのころのすいとんは美味しかったことと思います。
戦争が済んですぐのころ、何でも腹が膨れればいいといったころのすいとんは、今では不味くて食べれたものではないと思います。
戦争はどんな理由があってもいけません。
いつの世にも、はしっこくて大儲けをするものがいる一方で、大多数の弱い者、貧しい者にしわ寄せが来るだけです。

投稿: オラケタル | 2006年8月17日 (木) 22時29分

子どもの頃、母の作ってくれたおしるこのもちは、小麦粉を少し硬めに練った物を小さくちぎって団子のして放り込んだものでした。ごはんのかわりでした。とてもなつかしく大好きな食べ物です。

投稿: こうじ@季節の小箱 | 2006年8月13日 (日) 02時50分

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