茸採りがいっぱい
やはり、季節の切り替え時なのか、不如帰(ホトトギス)はほとんど散ってしまい種になりかけ、咲いていたの秋明菊やダリアなど園芸品種が主だった。
その後、休日混雑が少ないところへと思い、富士の須走口へ向かったが、山中湖道路で渋滞にはまり、ようやく須走口から走れるようになった。ところが途中から腰に籠をぶら下げた人を多数みる。茸取りらしい。
こんなに沢山、それも素人衆が何なんだろうと首をかしげながら、終点の駐車場から山小屋に着くと、素人衆が採ってきた茸を、えり分けている人がいた。
えり分けているのはボランテイァなのか報酬を取っているのかチラッと見ただけなので分からなかった。
着いた時刻が丁度昼。店先にあった”きのこ弁当”を購入し食べてみたが、きのこは養殖物のうえ御飯はいわゆる山小屋風。つまり、いくぶんめっこ気味でなにか半分懐かしいような、と美味くないような気分を混ぜ合わせてで食べ、その後、弟と二人で小富士に行って来ようということになった。
この道は、林の中を縫ってほぼ水平に東へと向かうのだが、以前来たときにはいろんな道みたいなものが上下にあったので不思議に思っていた。
そのわけが、今回分かった。横道からあまり外れない範囲で何人もの人が茸狩りに入ってつけて道だったのだ。
茸を知らない人が、えり分けてくれる人がいるというだけで、こんなに沢山入っているのも始めて見た(飛騨では、コケ(きのこ)取り場は親子でも教えない)し、えり分けしている所ではまるで人任せで、憶えようともしていない。
まるで、現代社会の縮図を見る思いがした。
そんなことを思いながら、歩くこと20分ほどで植物を一切排除したガレ場に着き小高く盛り上がった所に、小富士の標識を見る。
この部分にだけ、植物が侵入できないのはなぜか。多分礫層に何か理由があると思うのだけれど、まだ聞いたことがない。
帰りは、近所の日帰り温泉に浸かって、ということで、裾野市のヘルシーパーク裾野”というところに寄ってみたがその途中御殿場市との市境一帯、大野原のススキは見事だった。
箱根仙石原なんか比較にならないほどの面積がススキの白い穂波で見る限り波打っている。隠れた名所だった、あまり人に知られて交通渋滞にならないよう願いたいものである。
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