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2006年9月27日 (水)

懐かしのアメリカンハイウェイ

Img_0016 午前中の雨もやみ、天高く心地よい風の吹く秋空が広がる。

秋といえば、食欲、スポーツ、読書、競馬などいろいろな返事が返ってき、どれも捨てがたい。

そして、若い人は、夏休みに知り合った、片思いの相手にはっきりと拒絶されて”失恋の秋”という、、、、、。

失恋は、はっきり言われた方がいい。あいまいな断られ方はのちのちストーカーに変身される可能性があるからだ。それでも、自分本位にしか物を考えられない人には通用しないけれど、

そんなわけで、本日は”芸術の秋”を選択した。

九月十二日から、県立美術館で開かれている”ナスカ展”である。

ペルーで仕事をしていた時は、クスコやマチュピチに比べると知られておらず、後から考えると側まで行っていたのに、見る気がなくて帰ってきていたのだ。

いまから思うと残念なことだが、今日のバーチャル映像から見ると、ヘリコプターで上空を飛ばなければ分からないので、地上を行っただけでは仕様がなかったかな、とも思う。

今回、展示されたナスカの遺物は紀元前百年ころから紀元七百年くらいまでのものとあって、リマの天野博物館で見た、インカ時代の遺物より千年余古い物だった。

シャチ、猿の文様など、よく似たものもある中で目新しいというか、初めての物も数多くあった。

まず驚いたのは、ミイラとそれを包んでいたと言うマントの新鮮さ、さすがに雨の少ないお国柄がしのばれる。

日本の高松塚古墳などのように黴に侵されるなどという心配がないところなんだ。

それと、この時代すでに頭骸骨の矯正や手術をしていたらしいということ、日本の縄文文化に当たる時代に、、、

そして、一番印象に残ったのは、ほかでもないバーチャル映像の冒頭に出てきたアメリカンハイウェイだった。

砂漠の中を一直線に伸びるアスフアルトの黒い道。実に懐かしかった。

これぞペルー。また行けるものなら行きたいところのひとつであり、第二の故国という感じを持ちながら帰館と相成った。

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