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2006年10月 7日 (土)

女郎蜘蛛の愛

昨夜来の台風崩れの低気圧のせいで、天気予報は朝から晴れると言っているのに細かいものが落ちていて出ばなを挫じかれてしまった。

外に出ると、強烈な臭いにつつまれた、金木犀である。

我が家と隣のが一斉に花開いたらしい、咲きかけが一番匂うらしいが、匂いもここまで強くなると臭いになってしまう。

まるで、エレベーターの安香水のようでいただけない。

先日来、すぐ側の木に女郎蜘蛛が巣をかけている。

蜘蛛仲間のうちでは、よほどの美人なのか大きな雌にたいして一時は雄3匹が周りを取り巻いていた。

今朝ほど見ると、雄が1匹になっている、競争に敗れて他に移って行ったか、雌に見つかって食べられてしまったか、、、。

女郎蜘蛛、雄は雌の作った巣に入り込み、雌に気付かれないようにして、プレゼントを渡す機会をねらっている居そうろうのような存在だ。

もちろん、恋愛感情なんてものは無い。他の虫たちは鳴き声で競ったり、色、大きさをアッピールして雌の気を引くのだが、蜘蛛には一切そんな様子が見えない。

ただひたすら、雌が食べ物などに気が行っている隙をねらって、精子を雌にねじ込んで逃げる。

初心な少年が下駄箱の近辺でまちかまえ、好きな女の子に手紙を無理やり持たせて、逃げていくように、(今どきそんなことしないか)ただ失敗すれば人間と違って、、、、、、死あるのみ

愛とは、見返りを期待しない無償の行為だと聞いたことがあるが、蜘蛛の雄はただ子孫を残すため、雌と同居しながら気付かれまいと身動きさえ用心しながら生きている。

これぞ、最高の愛なのだろうか?

この先、雄の悲恋が成就するのかどうか、しばらく見守って行きたいが、だれかさんが竹箒で払い落とせる高さなので、はたしてどうなるのやら、前編のおわりとする。

Img_0019_2 今夜は十六夜(いざよい)日本にはいい言葉がある、そこで一句。

十六夜といえば どこか欠けたるに

               こうこうと照る 円満の月     山人

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