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2006年11月 9日 (木)

むせぶもつらい

Img_0041 おもひ出ずる 

  折りたく柴の夕煙

むせぶもうれし 

    忘れかたみに

新古今集に載っている後鳥羽天皇の歌だという。

むかしの天皇は、よく野に出られたのか百人一首などを見ても庶民的な歌を物にしておられるが、本当に体験されたものかどうかになると「まず違うだろうな」というのが自分の感想である。(あまりの煙さにレンズも涙目になってしまった)

むせぶもうれし 忘れかたみに という言葉を除けば、いま、あちこちの田んぼや畑から煙が上がっている。農作業も一段落したため、邪魔物や廃棄物を燃やしているのだが、中にはプラスチック製品もあるのかとても耐えられない匂いや刺激のあるものがあって、とても”むせぶもうれし”なんて状況ではない。

一方で、静岡市が政令指定都市になってから、住宅地に指定された所にある農地は住宅地並みに課税されることになった。

当初は一気に上げる予定だったが、要望が強く何とか段階を踏むように変わった。しかし、地主は従来の農業では税金を捻出できないため、田んぼなどをいくつにも区分けして貸し農園に転換するところが多くなった。

これが、いまのところ野菜の高値や土をいじりたい人が沢山いるため、区分けするとすぐに満杯になるほど人気であるが、近いうちに供給が過剰になり、値崩れを起こすと言うのが近所の農家の人たちの話しだった。

しかし、いまのところ「にわか農家」「趣味と実益農家」は、肥料を沢山いれ手入れを欠かさないため、大根やキャベツ、白菜、ブロッコリーなど葉物野菜がまるまると育っている。細かい計算をしたら、、、、そんななことは度外視。

きのう、紋白蝶のつがっている記事を載せたら、ナベショーさんが卵を産みつけられるので日ごろ可愛い蝶も憎らしくなるとコメントされたが、作っている人にしたら苦労して育てた無農薬野菜を虫に食べさせたくない、というのはもっともである。

そして、いつもの道に見た立て札の中には「野菜をもって行くな!」「犬を園内に入れるな!」などに始まって極めつけは「土を持って行くな!」「塵(ゴミ)をおいて行くな」というのがあったが、同類の害も酷いものがあるらしい。

いろいろな注意書きは、被害が一度ならずあって、我慢できずに立てたものだろう。一回あたりの被害は虫の比ではないこともあるが丹精したものが一挙になくなったという精神的障害も大きい。

これを見ると「虫の害なんて小さい小さい」、、、、とも、言っていられないけどね。

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