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2006年12月15日 (金)

かぶら寿司

Img_0006_2 金沢から例年通り「かぶら寿司」がとどいた。

お歳暮というわけでもないのだが、この時期からが美味くなる。

塩で漬けたかぶらに鰤か鯖を挟み込んで米と共に発酵させた”なれ寿司”でこれから寒くなってくると味が一段と濃厚になって旨みが増す、まさに北陸の美味のひとつであり、子供の頃から食べて育った懐かしの味でもある。

しかし、向うにいたときは、いろいろ聞いてやって見たが、まだかまだかと味見をしているうちになくなって成功したことがなかったし、気温の高い静岡では無理な話と思い、もっぱら送って貰っている。

Img_0080 もう、50数年も昔のことだが、すぐ側の中学校の体育館を建てるため大勢のとび職が来て仕事をしていた。

屋根に当たる部分の鉄骨にいる人に向かって、下のほうから真っ赤に焼けたリベットをコントロールよく投げ上げると、上のほうでお玉のようなひしゃくで見事に受け取り、失敗は見たことがなかった。その後削岩機のような機械でダダダッとリベットををかしめていたのを思い出す。

ゆうがたになると、赤い火の玉が大きく弧を書いて放り上げられるのはなんとも印象的で、よく見に行っていた。

その、鉄骨組みも、その後溶接に変わり、こんな光景はみることがなくなった。さらに最近ではボルト締めで済むようになっている。

いま、麻機地区で第二東名の取り付け道路の工事が着々と進められている。

このあたり地盤が悪く、40数mも下でなければ支持層といって、安定した地層が無く、橋の橋脚の下に直径1mの鋼管杭を何本か打ち込んでいる。

当然、40数mの杭を運搬できないので、アーク溶接でつぎ足して一本の杭にしている。

自分も、地すべり防止工事で鋼管杭の溶接に立ち会ったことがあったが、プロの溶接屋さんは、継いだところは他の部分より強いという絶対の自信を持っていた。

当然、溶接が完全かどうかの検査があり、何本かに一本は全周をレントゲン撮影し、30cm区間でいくつの傷があるかで等級が決められて、合否が判定された。

勿論、清水の造船工場からプロの溶接屋さんに来てもらっての溶接だから、間違いは無かったが、そのうち何枚かは無傷の溶接であった。

それを持って行ったとき、役所担当者のズーッと上のお偉いさんが、「野外での溶接にそんないい成績が出せるはずが無い」と耳学問で頑張った。

あまり言うので、つい「誤魔化すのならこんな良い写真を持ってきません」と言ったものだから、あとで天下りをした会社の営業にお叱りを受けたことがある。

勉強不足のガンコ頭では、これから談合なしの叩き合いで受注させた仕事の成果、品質管理を役所がどう見抜いていけるのか、NHKの「ナビゲーション現代」だったかでも心配していたが、、、。

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コメント

ナベショーさま

これも幼いときの記憶。仕事も、この域に達すると芸術ですね。
職人はこうでなくちゃと思います。
大工の鉋けずりなど、寒くなるか、仕事が済む夕暮れまで見とれたものです。

それにくらべて、電動カンナ、釘打機など素人でも同じように出来るものには、見ほれることはなくなりました。

ただ、ユンボやクレーンの操作には吃驚するものがあります。
なまじっか、自分がやっただけに、その難しさがよく分かります。
これからの職人芸は、こちらでしょうか。

投稿: オラケタル | 2006年12月17日 (日) 09時49分

真っ赤に焼けたリベットが下から上へス~と上がり、上でスッと受けてダダダダっ!
夜のビルの工事現場、、ず~と飽きずに見ていました。
いつのことでしたか?
懐かしい記憶です。

投稿: ナベショー | 2006年12月16日 (土) 22時36分

理論でなく噂話や又聞きを本当にするお偉いさんには苦労します。
反面、勉強していないので初めに聞いたことを素直に信用しますので、、、、

投稿: オラケタル | 2006年12月16日 (土) 21時43分

工事の現場とかは、教科書にはない世界がありますね。最近は頭でっかちでわかった気になっている人が多くなってきているのが心配です。

投稿: トトロ | 2006年12月16日 (土) 18時54分

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