花餅を作る
今年一番の寒気が入ってきたらしくて、静岡でも氷点下になり小さな水溜りが凍っていた。
静岡に来た当時、仕事場の仲間が大きな声で「今日はレイカ、今日はレイカ」と騒ぎ立てているのを聞いて、レイカとは何ぞやと考えたことを思い出した。
大人でも水溜りの氷を足で割っていたし、その後、子どもが雪見遠足に行くと聞いてまた驚いた。
「静岡の衆はぬくといとこにおるもんで、、、」という言葉をよく耳にしたが、三方を山に囲まれて南側を海に面している市街地は、よくある○○降ろしというような風もなく、夏場も名古屋や東京などのよりいくぶん気温が低く住みやすい。
これで、”東海地震”さえ来なければ、、、、といったところ。
今日は、我が家の餅つき。といったって大したことは無い、たかだか四升ほどが所。鏡餅三軒分と花餅で一升。つまみ餅(搗き立てを抓まんできな粉や餡にまぶして食べる)のに五合、残りは伸し餅にした。(写真は、とりあえず餅をつけた所まで、このあと飾りをつけて完成)
自分たちが子供の頃、親は、まずもち米を集めるのに苦労した。
ときどき、うるち米の入った米を買わされて、どんなに搗いても粒々が残り怒っていた年もあった。
白い餅のほか、粟餅、草餅、栃餅など、合計で一斗以上を毎年搗いたが、両親と子供5人で、たちまち食べてしまい、寒餅などといって1月末にはまた搗いた覚えがある。
そのくらいよく食べたものだが、いまでは、孫たちに持たせて返しても、青かび、赤かびを生えさせる年があるくらいになってしまった。
昨年、孫たちと花餅を作ったのが面白かったらしく、今年もリクエストされたので今年も遊水地からヤナギの小枝を少し剪定してきた。
これも以前は、子どもの仕事で雪山をかき分けて前から目をつけていた欅の切り株から5mmほどのヒゲ枝を何本も差し出した部分を株のところから切り取って帰ったものだが、同じ切り株を他の子が目に付けていたりすると先にとられてしまうので、何本も押さえておいて余った分は売り出して小遣いにした。
花餅は、七日から小正月に降ろし、固くなった餅を壊し、フライパンで炒ってアラレニして食べたが、左儀長のとき棒の先に突き刺して焼く鏡餅よりはよほど美味いものだった。
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コメント
ナベショー様
おめでとうございます。
追伸、古希の間違いでした。
少し余計に入った酒の仕業でしょうか。
それとも飲酒運転の恐さでしょうか。
いずれにしても、喜びの年にしたいという願いが書かせたことにしてください。
投稿: オラケタル | 2007年1月 1日 (月) 08時01分
ナベショー様
旧暦ならまたひとつ年をとり喜寿です。
本当に、喜びの年になって欲しいという願望がありますが、、、、、
こちらこそ、またよろしくお願いいたします。
投稿: オラケタル | 2006年12月31日 (日) 22時53分
今冬初めての氷がはりましたね。
最近まで生り続けたピーマンが枯れていました。
よきお年をお迎えください
来年もどうぞよろしく!
投稿: ナベショー | 2006年12月31日 (日) 16時37分