痰きり豆は痰きらず
上手に、種を両側に広げている。
痰きり豆という名前から、何か薬効があるのかと思っていたが、漢方薬の中に入っていないので薬にはならないらしい。しかし、こんな名前がつく以上、何かあったに違いないとにらんでいる。
よく、健康雑誌とかいうものに、いろいろなものが癌に効くとか、腰痛に効くとか言って騒ぎ立てているが、データーが少なすぎて本当かどうか分からないものばかりだと言う。
しかし、溺れるものは何にでも頼ってみるため、たとえ効かないとしても、大金を払って購入する、一種の詐欺行為だと見るが手入れをされたとは聞かない。
さて、今日は魚について一言。
海外で仕事をしていてある程度日にちがたつと、無性に日本食が食べたくなる。自分が言っていた中南米では、何でもかんでもオリーブオイルを使った料理になるので、集まると「秋刀魚か鯖の熱い塩焼き、ジューッと油の滴るやつを食べたい」とか「鯖の味噌煮がいい」「冷奴でセルベッサ(ビール)」「ここで漬物が出てきたら最高だね」なんて日本にいれば何時でも手に入るものが懐かしくなる。
たまに、町に下りると日本食堂を探して出かけるが、刺身よりこれらのものに興味がいってしまう。
他所から来ると、静岡は勿論だが、東京から東海地方にかけて鮪と鰹に非常に執着しているように見える。どの店に行っても売り場面積が大きく、一番良いところにある。
さんま、いわし、にしんなど小骨が多く、内臓まで食べるものは、売れ行きが悪いのか横に追いやられている。
先日も、小料理屋で出されたこれらの魚を背中の一部だけ食べて止めている人を見たが、自分らからすると「一番いいとこを食べないでどうすんの」「日本人なら身のほぐし方ぐらい、、、」「もったいない」という言葉を飲み込むのに精一杯だった。
鮪や鰹には小骨が無いものナ。鮎などは頭からがりがりと食べるのが美味いと思っている者からすれば、楽しみで行った小料理屋で、隣の他人の食べ方にケチ付けるわけにも行かず、ストレスがたまってしまう。
そして、こんな奴に限って箸の使い方がなっていない。「ええい、もう二度とあんな店には行きとうないわ」と業を沸かして(ごわかいて)帰ってきる。
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コメント
慶ちゃん
信州伊那谷もそうでしたか。わたしは、松本付近までかと思っていました。
同じ信州でも、最近よく行く佐久地方は塩鮭が正月らしいようです。
”所変われば品変わる”とか、同じ県でも違うものですね。飛騨と美濃が一緒になった岐阜県ほどではありませんが、、、
投稿: オラケタル | 2007年1月 6日 (土) 22時16分
慶はもともと長野の伊那地方出身なので、大晦日の晩に鰤を食べ、新年を迎えました。普段は棒鱈を、ふやかしたのや、鮭の塩が粉をふいた様な塩辛い硬い魚しか食べれなかったので、鰤は年に一回の本当にご馳走でした。静岡はやはりマグロが多いですね。今でも伊那に帰って御寿司をご馳走になると、マグロは静岡だと思いますね。実家では、年末に1尾鰤を取り寄せて食べます。ちなみに御蚕さん飼ってました!(^^)!なんかこんな話しするとえらいと年寄りみたいだ。
投稿: 慶 | 2007年1月 6日 (土) 12時09分
慶ちゃん
鰤はいいですね。脂っこすぎると言う人もいますが、天然の鰤の味は格別です。
生まれ育ちが富山県に近いところなので、年取りの魚といって大晦日には必ず食べました。
ご存知でしょうか?。富山で取った鰤を塩して、高山から野麦峠を越えて信州に運んだので、諏訪、松本近辺では飛騨鰤といって、飛騨に海があると思っていた人が居たという話を、、、
丁度、正月の魚にするため飛騨から諏訪の製糸工場に働きに行って正月に帰る娘たちとすれ違っていたのを、、
山本茂美の「ああ野麦峠」にはでてきませんが、、、
鰤が元で余計な話しになりました。
投稿: オラケタル | 2007年1月 6日 (土) 07時30分
慶の友達にも何人かいますねえ。目が怖いってのが。切り身なら食べれるって奴が。ひどいのになると、魚好き⇒ツナって奴も❢慶はほとんど毎日魚です。大好きですねえ。ブリのカマやブリや鮭の皮❢たまりませんねえ。だから、魚を粗末にする人に腹が立つケタルさんの気持ちよ~くわかりますよ~。
投稿: 慶 | 2007年1月 6日 (土) 00時06分
ナベショー様
「せっかくの命を取り上げて食べるのから、きれいに食べてやるのが礼儀だ」と親父に言われてのを思い出しました。
食べられるものを捨てて、気にしないでいられる世代に「モッタイナイ」という言葉は無いのでしょう。
投稿: オラケタル | 2007年1月 5日 (金) 17時08分
慶ちゃん
病気をして健康のありがたさを知る。ということですね。
幾つかの怪我で肘関節が伸びきらなくなった以外大病を経験したことがなく、不自由を知らない身で失礼な書き方をしたかもしれませんが、「魚の目がこっちを向いているから、料理できない」といった人がいるなどと聞くと、ツイ腹が立ちます。
投稿: オラケタル | 2007年1月 5日 (金) 16時39分
頭、骨つきの魚一匹を綺麗に食べるのは、特殊技術のようですね。
しかも、箸二本をあやつって、、、
年末に銀鮭一匹買っていたら、隣にいたご婦人、魚屋にさばいてもらって立派何銀鮭鮭の頭も骨も全部取って、実だけを切り身にしてもらってました。
思わず、もったいない、、と言ったら、頭、骨、アラ、全部くれた。
投稿: ナベショー | 2007年1月 5日 (金) 10時18分
お魚うまく食べれない人をみると、イライラする気持ちよくわかります。でも最近不器用でうまく食べれない人の気持ちがわかるようになりました。指が器用に動いていた時にはどうしてきれいに食べないの!と思っていたのですが、自分がうまく指が動かせなくなったら魚を食べるのがすごく大変だということに気づきました。今まで、夫の汚い食べ方に文句を言っていたのですが、あれは、きれいに食べないじゃなくて、食べれないんだと、ヘンな納得をしてます。(~_~;)
投稿: 慶 | 2007年1月 4日 (木) 22時52分