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2007年1月14日 (日)

究極の商売上手か

Img_0123 1月も月半ばにしてようやく足慣らしの山登りに行ってきた。(静岡市街地の向うに富士を望む)といっても、御近所の低い山。満観峰(470m)である。

この山は、手ごろなハイキングコースともなっており、何時登っても人のいる山であるが、自分はほとんどが南側の小坂側からしか登っていないので、今回は国道1号側、逆川集落から登ってみることにした。

本当は、バスで行って降りは別の道に下りようと計画していたが、降りたところのバスの時間も分からないし、時間あわせなどを考えるとつい面倒くさくなって、自動車で麓に向かってしまう。

”宇津の谷”の道の駅手前で左に折れて、集落に入ったところの農家の庭先に車を止めさせてもらったのが、午前九時。

それから、道標に従って谷沿いに登ること20分で、二軒屋から来る道に合流、そして、歩き出して45分で山頂に到着した。山道は静岡のどこのでもある手入れがされていない杉林とお茶の畑を縫って続いている。

杉林の中にある石積みは以前ここで農業が行なわれていたのだろうし、伸び放題になったお茶畑は、年老いて手入れが出来なくなって放置されたことを想像させてものがなしい。

それでも、初めての山道の楽しみは、景色もあるが、山のどの辺に顔を出すかというのもある。登りながら、どの辺で尾根に出るのだろうか、それとも直接頂上なのだろうかと想像する。

地形図は前もって頭に入れておくのだが、古いカーナビが海の上や山の天辺など道なき道を走るように、地図上の道と違う所を歩く場合がある。

頂上は風もなく穏やかな天気の下、富士山が少々霞みながらもきれいに見えた。そして、誰もいない山頂を独り占めをしていたが、五分としないうちに大きな鍋を背負った人と別の二人連れが来た。

鍋を背負ってきた人に聞いてみたところ、焼津花沢の里からバス1台分の人が登っているので、その先回りをして食事の準備するのだとのこと。

そんななかにはまり込んだら大変だ、と思い少し話を続けたあと、そうそうに下山することにした。

駐車場にもどってきたら、この家の主人が軽トラックに蜜柑とポンカンを摘んで戻ってきた所だったので、味見をした後少しばかり分けてもらうことにし、いざ財布をさがすとどこにもない。

「しまった、忘れてきたので後ほどまた貰いに来ます」と言ったところ「いいから持って行け、お金は今度の時でいいから」と自分の自動車に乗せてしまった。

見ず知らずの男を信用して名前も住所も聞かない。究極の商売上手か、性善説者か。こんなことをされるともし悪意があったとしても遂行することができない。

結局は、家に帰って財布を取り、再度出直しをすることになったが”世間捨てたものじゃない”の確認をし、嬉しい山行きになった。

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コメント

松永様

あなたのブログを見せてもらいました。随分と大回りされたようですね。
満観峰の上は、やはり、私が想像したような状況になっていましたか。
低いとはいえ、どこから登っても1時間近くの山で大宴会は私にはチョッとです。
静かに四方の山を眺めたい方ですので、、、

またどうぞ、お寄りしてコメントをよろしくお願いいたします。

投稿: オラケタル | 2007年1月17日 (水) 21時17分

はじめまして
私は1月14日の11:20頃に満観峰山頂に到着した者です。
そのときの山頂は大盛況で、中央では鍋を囲んで大勢の人達が楽しそうに談笑していました。

「いったい鍋はどの人がわざわざ持ってきたのだろうか?」と思っていたのですが、今日、『満観峰』でブログ検索して、ここに辿り着き、鍋を背負ってきた人の記事を見つけたときには思わず笑ってしまった次第です。
また寄らさせていただきます。

投稿: 松永孝良 | 2007年1月17日 (水) 19時47分

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