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2007年1月24日 (水)

紫雲英の花束を

Img_0132_4

この広い野原いっぱい 咲く花を

ひとつ残らず あなたにあげる

赤いリボンの 花束にして

やっとこの間まで家並みの外れたところにある田んぼには、蓮華の花が一面に咲き乱れ、新聞に毎年のように載ったものである。

蓮華は別名紫雲英とも書くが、見渡す限り桃色に咲いている様を、低くたなびく雲に見立てての付けた優雅な名前である。

子供づれの若い母親が、田んぼの中に一緒になって入り、茎から抜き取った花をひも状にして遊んでいるの通りすがりによく見た。なんか日本の原風景といった感じがし、ほほえましくおもったものだった。

いまその風景がどこかに消え去ってしまった。蓮華の花が咲いていたのは、種を撒けば補助金が出るからだった、と聞いたことがある。

Img_0143 蓮華の根に窒素を閉じ込め、漉き込むと良い肥料になると聞いたのだが、結局は米の収量を上げるには天然ものより化学肥料の方がいいということだっただろう、いまでは、蓮華の畑は無くなった。

いっぽう、僅かではあるが田の畦などにその時散らした花の種が残っているとみえ、毎年僅かづつではあるが、絶えずに残りいま咲きだした。

多分、田に水が入って代掻きでかき混ぜる前に種を作ろうと、早く花を咲かせる遺伝子を持ったものだけがが残ってきたのだろう。名前の通り、蓮に似た淡い桃色、柔らかな茎ながら案外しぶとい草なのかもしれない。

今日24日は初地蔵、沓ヶ谷の日限り地蔵まで行って見た。幟を立て、五色の幔幕を張り、入り口のテントの中ではいろいろな厄除けグッズが並んでいた。

要望もあるのだろうが、なかなかの商売上手と見受けられた。そして、信心深いのか、悩みが尽きないのか、先に不安を抱えているのか、老男女が沢山列を成していた。

日限り地蔵なのだから、受験生がと想像していたが、考えてみればウイークデーだもんな、すると、件の老男女は代参ということか。

「エッ、自分ですか?  孫のこと忘れていました。帰ってから気がついたので遠い空から片手拝みに頼んでおきました。どうぞよろしくと、、、」

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コメント

ナベショー様

蓮華にもそんな害虫がいるのですか。
”蓼食う虫もすきずき”といいますが、蓮華は柔らかくおいしそうですものね。(パソコンには食べ方が乗っていましたから、、、)

投稿: オラケタル | 2007年1月25日 (木) 07時16分

慶さん
お日限りさんの前を通られましたか、地蔵さんは、上足洗の厄除け地蔵の朝市にはよく行っているのですが、今回は散歩道の目先を変えようと出かけました。
どちらも沢山の人が来ています。みんな、安心が欲しいのですね。

花の写真はかなり近づいて写していますが、さらにプログラムの中のphoto Editorの中のツールを利用して必要部分だけをカットしています。


投稿: オラケタル | 2007年1月25日 (木) 07時13分

蓮華畑も今では養蜂家が農家に頼んで種を蒔いているそうです。
その蓮華も、帰化した害虫が九州から繁殖してきて、もう直ぐ静岡も蓮華全滅らしいです。

投稿: ナベショー | 2007年1月24日 (水) 23時22分

蓮華が綺麗ですね。接眼レンズで撮るんですか。すごい綺麗にとれてます。慶もお日限りさんの前を通って、ビックリしました。あの中にいらしたんですね。皆、信心しているんですね。(^.^)

投稿: | 2007年1月24日 (水) 21時55分

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