おされて梅見物
朝から天気もよく、どうしようかなと考えた挙句「そうだ、テレビでやっていた枝垂れ梅を見に行こう」とのこと「梅には食傷気味」といってきたが、枝垂れ主体という放送を信じて出かけた。
午前八時、今朝は此方も寒い、寒暖計は4度までしか上がっていない。これは平年並みなのだろうが、昨日は朝から10度だったので落差が大きいため感じる寒さなのだと思う。
道路は空いていて、40分と少しで掛川の龍尾神社に到着、駐車場には1番乗りだった。それでも駐車場のおじさんに指定された場所に車を止める。
インターネットでは、料金が500円だと書いてあったが、受け取るそぶりはさらさらない。「しめた、今日はロハなんだな」と都合よく解釈し、お愛想に「昨日は人が押しかけて大変だったでしょう。テレビで放送してたもんね、、」「うん、入りきれなくてずーっと向う、どこまでつながっていたか分からなかったよ」という返事。
そして、入り口の所に行くと「お一人様 500円」の立て札。えーッやっぱり、そうは烏賊のきんたまだ。
入ってすぐは、谷間で朝日がようやく入り始めたところ、花に日が当たっているところと日陰のところが写真にするには不都合なカンジ、おまけに、木も若くて小さい。テレビの写真と大分違うな、と思いながら斜面を登るとそこは赤、桃、白の枝垂れが見通せないほどまわりに花を咲かせていた。
木は、桜と違い苔の付いた古木らしいものもあるが、4m程の高さまでのものしかない、ほとんどが枝垂れている。その枝にいろんなグループが短冊をぶら下げているが、なかなか読みきれない。
と、いうのは、自分たちの後から入場してきた人が次第に多くなって、何とはなしに押されるような気分で歩かされ始めたからである。おかげで、先導者のように1時間ほどの滞在で入り口から、ところてんのように押し出されて退出。
来たついでということで、駐車場側から石段を登ってお宮さんに登って一巡りして降ってきたが、意外と参道は風が強かった。
他に見る予定も無いので、帰ることにしたがすこし時間が早いので、岡部町の”大旅籠 柏屋”が大きな雛人形を並べているというのを思い出して寄り道してみた。
ここは、江戸時代に建てられた旅籠(はたご)を今に残している資料館で、前に行ったときは人もほとんどいなかったので、座敷に座り込んで旅籠といわれた時のことを想像してみる余裕があったが、今回は、その中に等身大の雛人形があちこちに置いてあるうえ、常設の江戸時代の旅人を模したこれも等身大の人形がありで、そのバランス感覚というのに疑問を持つと同時にそのせいで、なんだか旅籠の中が狭く感じられた。
雛人形というものは、小さくて可愛らしいという先入観や思い込みがあるためか、これほど大きくなると不気味さが先にたつ。
「人形は、顔が命」というコマーシャルがあったが、その顔が「どうもいけません!」というしかない。説明する人が「この人形の芯は桐で出来ているので、虫や鼠にやられることが無いのです」と言っていたが、あまり身近に見るせいか、顔に艶、表情がなく、、、、やはり、大きいものは大きいところでという感を深くして早々に帰路についた。
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コメント
ナベショー様
観光地と放映された食べ物屋は連休になると大変です。
ゆっくり見させ、食べさせてくれない。
しかし、10日戸田の食堂は大変でした。
30人は入れるところに私ども二人だけ、出てくるまで誰も入らない、町も静か、これも困り者です。
投稿: オラケタル | 2007年2月13日 (火) 17時30分
この3連休、どこも梅の名所は大混雑でしたでしょうね。
有名な梅園はさすがに見ごたえがあるものです。
ウイークデイなら楽々でしたでしょうに、、、
安芸の宮島、厳島の初詣、、船着場の長い列から、連絡船、到着の港、参道、神社、、帰りの船、、全部人で埋まり、少しずつのトコロテン、、を思い出しました。
投稿: ナベショー | 2007年2月13日 (火) 07時37分