いつもより早めに回しております
いろいろな現象が、太神楽の海老一兄弟のキャッチフレーズならずとも「今年はいつもより早めに回しております。 ハイッ!」ってとこかな。
昨日来の雨、強くはならないもの降り続いている、その合間を縫ってそこらを廻って帰ってくるつもりが次第に調子が出てきて、城北公園まできてしまった。
そのころになって、降り方が激しくなり持参の折りたたみ傘では、チョッとという情勢になったので、近所の市立図書館に入って雨宿りをすることにした。
入ってみると全館暖房の温度が高いのか、歩いてきたせいかムッとするような暑さ。何にしようかと考えたあげく、本屋では見ることの出来ない中堪助の「銀の匙」にした。
中堪助の本は読んだことも見たことがないが、市内新間に市営の中堪助文学記念館があるくらいだから静岡とかなりの縁のある小説家に違いないので、一冊くらい読んで、いずれ記念館に行って見ようと思っていたところだったからである。
ところが、受付で本の所在を聞くと、まず、受付の人が「金のさじ」ではないかといい検索した、此方のうろ覚えかと思って「そうかもしれなですね」と相槌を打ってみたら、画面に「銀の匙」で3冊ある表示された。
そして、こちらにあるという紙を渡されていってみたがない。また受付に戻って文庫本の箇所を見たがない。貸し出しされていないとのことなので紛失らしい。
「そこで、ここで待っていてください」といわれ、腰掛けていたらようやくどこからか古いのを持ってきてくれた。
内容は、後ほどにするが、記念館まである当地ゆかりの作家にしては、粗末な扱いだなと思う。
あまり、厚い本ではないので一時間余で読み終え外に出ると幸いにして雨の中休み。
綺麗に葉を落として奇妙に明るくなったメタセコイヤに間を抜け、盛りをすぎ落花中の梅林を抜けると木戸があり、その先の公園内に葉を赤くした木があるので近寄って見ると葉桜が2本。今年は春が走っているのではないかと思ってしまった。
家の近所まで帰ってくると、ユキヤナギがこぼれだしていた。しかし、いつもの年より咲き方が少ない、木の上を小さな花で真っ白に覆うのを待っていたのだが、傍に近寄ってみると、これ以上花は咲かないようだ、スギ花粉同様昨年夏の気象が影響しているのか、この周りだけの現象なのか分からないが葉桜を見た後だけになんだか調子が狂ってきた。
午後になって、空晴れ渡り夕焼け空がもどってきた、一日雨の天気予報を信じて歩いた、雨の中の散歩はなんだったのか。
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