霜柱の竜爪山(1,051m)
家から30分とはかからない竜爪山の麓は自動車積載の温度計は一℃を示す。今日も、気温は低いらしい。
静岡市内から見て、竜爪の山に三度雪が降ると春になる。と昔から言われて来たが、今年はまだ一度も見ていないうちに春になるらしい。
駐車場で支度するが、裏道、ウイークデイなどの条件のせいか誰もいない、前回はもう少し季節が遅かったので、着いた途端ミソサザイの美声で気分がよくなったものだが、今回は沢を流れる水音のみ、、、、。
則沢川源流の水を飲んだりしながら黙々と高度を稼ぐが花は、三椏が咲いているだけでなんにもない。かわって、霜柱の長いのが各所で見られる。
暗い土の上に白い霜柱もこんなにあると余計に寒さを感じる、たまに木の間越しに陽の光り差し込むとキラキラ輝き、中にはプリズムみたいに小さな七色を呈しているのもあるが写真にするにはなかなか難しい、近寄れば自分かかカメラが陰を作り、離れれば見えない。
約一時間で竜爪の頂上のひとつ文殊岳(1,041m)に到着する。頂上へあがって驚いたのは南東方向の杉の木が伐採されていたことである。前回も清水港の方向が伐られていていたが、さらに上乗せする形で綺麗さっぱりとした風景になっている。
確かに、眺めということから言えば良くなっているのだが、切り倒した杉の木がそのままになっていることが気になる。樹齢百年にはなっているような太い杉の木が、安い外材のため用無しになっているようだ。思わずモッタイナイ!。
この木を植えた人は、こんな風になるとは想像もしていなかったに違いない。私の思い違いならいいのだが、上り口にもかなりの間伐材があったので合わせて利用されることを祈る。
富士山と南アルプス、蕎麦粒山はすっきりと晴れていたが、伊豆半島は雲の下、照り輝く駿河湾に土肥方向に向かう船の航跡がうっすらと見え、愛鷹山は薄墨の彼方にある。(写真、雲の向うは愛鷹山、左のピークが越前岳、中央が位牌岳、右端が愛鷹山)
一休みの後、もうひとつのピーク、薬師岳(1,051m)から穂積神社からの三叉路までを往復し、九時半に文殊岳を降りだす。
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コメント
ナベショー様
大谷嶺までなんて欲張らないことです。
私の場合は、一日6時間ぐらいまで、天気の良い日に登ること中心に考えています。
投稿: オラケタル | 2007年3月14日 (水) 21時38分
慶さん
この健脚もかなり落ちてきていますので、行ける内に出来るだけと思っています。
冷たく澄んだ空気と見晴らしはいつも感謝しながら浸っています。
投稿: オラケタル | 2007年3月14日 (水) 21時35分
相変わらず健脚ですねえ。きれいな富士。それに青い山脈。ため息が出ます。こういう写真を見ると、また山登りしたいななんて思います。
投稿: 慶 | 2007年3月14日 (水) 17時15分
そのとおり、、、やっと頂上かと思いしや、さにあらず、、なかなかたどり着けない。
途中から見えている頂上のその先に隠れて見えない頂上があるんですね。
みなさん、、同じ感想、、展望、景観は最高の山、楽しませてくれますね。
大谷嶺まで足を延ばしたいけど、体力切れ、、
投稿: ナベショー | 2007年3月14日 (水) 09時03分
八紘嶺ですか。いいですね~。
私も、しばらく行っていません。
頂上かと思うとまたその先がある、もったいぶった山という印象がありますが、見晴らしのいい山ですね。
投稿: オラケタル | 2007年3月14日 (水) 08時40分
今日は天気も良く、すっきり晴れてましたね。
15年前、始めて竜爪へ妻と登り、息切れして体力の衰えを痛感し、それからウオーキングや低山、高山の山歩きを始めました。
私は今日は梅が島の八紘嶺へ登りました。
投稿: ナベショー | 2007年3月14日 (水) 00時11分