地獄の釜の蓋
典型的な雑草のひとつという人もいる。私もこの草はほとんど他の草の無い崖や畑で見ることが多いので先駆植物のひとつのように思える。
キランソウの「キ」は古語で紫を意味し。「ラン」は「藍」を表すと言う。草は鋸葉に小さな棘があり、地面を這って茎を伸ばすため土ぼこりが付き、埃まみれの中に名前の通り深い青の花を咲かす。その様から金襴と名付けたのだろうか。(これでも上の砂埃を払って見栄えをよくしてから写した)
また、この草は、薬草として利用されているため「金瘡」と書かれたのかもしれないが、別名を「地獄の釜の蓋」という恐ろしい名前を持ち、子供の頃はこっちの名前で知っていた。
土の上に、金襴を敷いたように、この草だけが広がって花を咲かせている。この草を持ち上げるとその下に大きな穴が開き、そこから地獄が見えるとしたら怖いものがある。
.
ちかごろ、「やっぱりそうか」という新聞記事をよく目にする。
一連の、電力会社の事故隠しから、3月末までに総点検し、報告するように指示された結果、臨界事故隠し、検査妨害、をはじめ深刻な事例が数限りなく出され、超大型企業、地域独占企業と言われる電力会社の信頼は地に落ちた。そして、これで、全てが出きったかどうかさえ分からない状態であると、当事者は言う。
また、靖国神社に戦争犯罪者を合祀することに国が積極的に関与していたことが明るみに出、憲法で定めた政教分離に抵触するのではないか。というが、首相は問題ないという。問題がなければ何故初めから公開しなかったのか、、、、そもそもこれらのことは以前から噂話としてあり、胡散臭い面があった。
この調子では、非核三原則もいずれの日かそうでなかった事が、公開される日が来るだろうし、他にも国民に隠して事が進められていることがかなりあるのを予想される。
いまのところ、キランソウで蓋をしているが、いずれのそのうち蓋が開けられ、地獄の底を見る日が私の生きているうちに来ないことを祈る。
| 固定リンク | コメント (4) | トラックバック (0)
最近のコメント