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2007年3月 8日 (木)

旅の衣は鈴懸の~

Img_0162 先日の強風で落ちてしまったかと思っていた、鈴懸の実が一部は丸いまま地面に落ちていたが、ほとんどはまだしっかりと枝先にぶら下がっていた。

落ちている実を割ってみると、栗を小さくしたようなイガイガは、ひとつの実ではなく、沢山の実を中心に纏めた尻尾のような所だと分かる。

こんなにぶら下がっているようでは、鳥が突っつくような餌でもないし、また、餌になるほどの実も付いていないうえ、丸いまま落ちているようなので繁殖方法はどんな風にするのかわからない。

歌舞伎の勧進帳安宅関の最初に”旅の衣は鈴懸の~、、、”と始まるので、弁慶らが扮する所の山伏姿の胸にある、ポンポンのような房を”鈴懸”というのかと思っていたが、実際は、山伏が着ている服装全体を言うのだと最近になって知った。

Img_0161_2 しかし、結袈裟のポンポンがよほど印象深かったのか、ここから取ったのはほぼ間違いない。

頭に頭巾をのせ、ポンポンの付いた結袈裟を胸に、立付袴に法螺貝を持った山伏は、江戸時代の山歩きにはうってつけの服装だったようだ。

その名残りからか、自分たち若いころ名登山家と言われた連中は、尻に引敷といわれる獣の皮をぶら下げ、そのころ数を減らしていたカモシカの皮を誇らしげにぶら下げていたのを見たが、こんなものをぶらぶらと下げて歩くのは日本だけだったのではないかと思う。

ちなみに、英語ではプラタナスと呼び、排気ガスに強いことなどから街路樹に使用されているが、あちらではこのポンポンのような実より、葉っぱが広くて、大きいことのほうが印象的だったようで、プラタナスの語源はそちらのほうから来ているそうだ。

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今日、静岡の気象台は今年の桜(染井吉野)は、一週間後の13日に開花すると予想を発表した。

この日の開花は記録的なことだそうで、日本で一番早い。また、日本全国桜の下で恒例の、落花狼藉花祭りが行なわれる事になると思うが、桜の下で入学記念の写真は一寸無理な感じである。  カワイソー

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コメント

この鈴のような実がぶら下がり方も含めて不思議な樹だなあって思っていました。このぶら~んってなっているのを見ると、誰かがぶら下げるわけないし、落ちるのが目的としか思えませんがなんとも不思議。花見の場所取りは新入社員の仕事なので、今年はどうするのかもめているのだとか。家の息子ももうすぐ入社ですが、静岡祭りの手伝いがあるそうな。今のままなら完全な葉桜ですね。

投稿: | 2007年3月 9日 (金) 22時44分

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