« 鴛鴦に危機 | トップページ | むべなるかな »

2007年4月15日 (日)

竹秋

Img_0025_1 竹林が黄色味を帯びてきた。

この季節を竹秋といい、成長した竹が葉を散らす時期である。他の落葉樹と違い、全てが葉を落とすわけでないが、写真のように枯葉色になる。季節の移り変わりに敏感な日本人は繊細で、綺麗な言葉(中国から来たかもしれない?)を作ったものだと思う。

急成長する筍のほうに、水分を送るため親のほうが水分不足を起こしているのだろうかと、下手な勘繰りをしてみたが実際はどうなのか知らない。

Img_0023_3 知人のたけのこ堀を手伝いがてらについて行くと、一週間前に入ったきりなものだからその間にすくすく伸びて、背丈以上になっているものもある、特に竹林の外縁に当たる所の成長が激しい。

中に入って、まだ土の上に先端を少しのぞかせたものが運悪く掘られることになる。

大きな鍬で、根元を掻き分け根から分かれた辺りに鍬を打ち込み、堀りあげるわけだが、どうにかすると親竹のほうに衝撃が伝わり、細い枯葉がはらはらと舞い落ちてくる。

上を見上げると、竹の葉越し青い空、そこのどこと知れぬところから、少しよじれた細長い枯れ葉が、空気の抵抗にあってクルクルとゆるやかに螺旋階段を降ってくる。そうして、中には2~3枚がワルツを踊るようにつかずはなれずに回転しているものもあり、それを眺めて作業がおろそかになりあきれられるが、いままで何回も手伝いに来たが、よそ見したことが無く、こんな景色は知らなかった。

少しはなれて鶯の声音、柔らかな木漏れ日、ふかふかの落ち葉の上、全て放り出して仰向けに寝転がりたい。この年になってになって始めて気づいた景色、それだけに千金に値するのではないだろうか。

Img_0080_1 たけのこを背負っての帰り道、薄い桃色の花を見た。道上の少し高みにあるため接写出来ないので、ズームで引っ張り出して写せば、鶯神楽(ウグイスカグラ)、この名前は、ウグイスカクシから変化したのではないかとの説もあるそうだが、先ほどの鶯もこの辺りに身を潜めていたのだろうか。

今夜は、筍御飯に、たけのこ刺身と筍ずくし

|

« 鴛鴦に危機 | トップページ | むべなるかな »

コメント

慶さん

天気の良い日竹の下にいってみると気持ちがいいですよ。
そらから、音も無く降り注ぐ枯葉を見ているとふわふわとした浮揚感が湧いてきます。

投稿: オラケタル | 2007年4月16日 (月) 21時50分

ナベショー様

まえに、山梨のガソリンスタンドで聞いた話ですが、東京へ持っていくなら小さいもの、長野へ持っていくなら大きいのが喜ばれる。と
意味はよく分からなかったのですが、どうも鍋の大きさに関係あるのかなという結論でした。
長野なら、大きい鍋を持っているんだ。と

投稿: オラケタル | 2007年4月16日 (月) 21時47分

2,3日前に柚木駅近くから山を見たら、山の色が黄色くみえて、竹が枯れてしまうのかしらと心配になりました。今の時期はこういう色になるんですね。安心しました。といっても、あの辺は竹やぶが手入れされずに山が荒れていると聞いたので、近くにマンションも出来ているし、地震の時崩れそうで心配です。たけのこは嫌いではありませんが、掘るのは…。雨上がりに掘りに行ってえらい目に遭った~。そんなことをいったら、農家の方に申し訳ありませんね。

投稿: | 2007年4月16日 (月) 15時52分

筍堀も今が最盛期、、今週あたりから、太いのがどんどん出てきて、手に負えなくなる、、、手間に反比例して価格が安くなる、、、農家はたいへんですね。

投稿: ナベショー | 2007年4月16日 (月) 13時31分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/90605/14689666

この記事へのトラックバック一覧です: 竹秋:

« 鴛鴦に危機 | トップページ | むべなるかな »