気息奄々?の黄揚羽
本日は清明。「万物発して清浄明潔なれば 此芽は何の草か知れるなり」とあり、落葉樹からしんめがふきだすきせつという意味であろう。
暦の季節に合わせたかのように、若葉が吹きだした木の間がくれから声援を送る鶯の声を背に梶原山(279m)に登る。
上り口は、瀬名の公民館から40分ほどだった。正月の「初日の出」は時間もなく上の駐車場近くまで車による山登りだったが、今日は春の日いっぱい浴びながらのゆっくり旅。途中、私同様のハイキング姿の人やたけのこ堀りの人もいたりして、結構人の気配の多い山である。
山頂に上がってみると、一応気にしていた枝垂桜は花を散らし、すっかり葉桜になっていたが、スミレの花が丁度満開、空気が澄んでいるので、足下の静岡市内はすっきりと見え富士山や伊豆半島もごきげんな様子で顔を出している。
そして、何よりも嬉しかったのは、黄揚羽蝶の乱舞。芝生を植えて整備された草原の上を敏捷に飛び回り、二羽がもつれるように高く舞い上がっては急降下する、縄張り争いか、恋をしているのかしらんと思っていたら、もう一羽が加わって、三羽になったり二羽になったりして上に下にと飛び違い、なかなか被写体になってくれない。
ときどきは、タンポポの花に掴まるもののすぐに飛びたち近寄らせない。仕方ないので一本松で知られる帆掛山(304m)に向かって歩く。
幅広く整備された道を15分ほど歩くと到着する。結構多くの人とすれ違うが何れも同年輩以上の人。
やはり、芝生で綺麗に整備された山頂を一巡りし、引き返すと梶原山の上では先ほどの黄揚羽がひとつ、少し飛び回っては芝生の上で一休みを繰り返していた。
激しい戦いで傷ついたのかと思ったが、飛び方は尋常なので縄張りを守りきったものの息切れをして、気息奄々と言った状態なのか。で、早速被写体になってもらう、できればスミレ、タンポポなんでもいいが花に止まらないかと期待してもなかなか思い通りにならないので、、、、
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コメント
アラあらま~
そうでしたか、私のほうが少し遅かったようですね。
いつも、小さなデジカメを持って歩いているのですが、花にしろ虫にしろ動物にしろ、一瞬の出会いは偶然の上に成り立っているのをよく感じます。
テレビあさひの影響でしたか、いつもより人が多いのではないかと不思議に思っていました。道で出会った人も私を「テレビで見てあがってきたな」と思っていたでしょうね。
投稿: オラケタル | 2007年4月 6日 (金) 09時09分
アラあらまぁー、久し振りに休暇(土日を含み4連休)を取り、昨日あまりにも良い天気なので大内(清水側)から、帆掛山~梶原山~帆掛山~柏尾~帆掛山に出かけてまいりました。
途中霊山寺付近の、大好きなシャガの花に見惚れたり、
尾根道に頭を擡げた竹の子をからかったりしながら、
梶原山到着は9:15位でしょうか?
テレビあさひで放映したとかで、週日にしては人出がありましたね。ケタル兄より到着が一足遅かったのかなと
ブログ拝見いたしました。
お元気そうで何よりです。
投稿: 高凛 | 2007年4月 6日 (金) 08時14分