ヤドリギは冬目立つ
葉を落とした落葉高木の山を歩いていると、木の高みの所に宿木(ヤドリギ)を見かける。
夏場は茂った葉に隠れて姿を見せないのだが、丁度、今頃だと北国も青い空が戻り、地表の雪の反射光もあって眩しい空に、青い塊が、ならの木やぶなの木にくっついているのは、なにかしら絵になる。
近寄ってみると、厚手の細い葉っぱの先端部分に小さい黄色味がかった卵のような実が付いている。手にとって押すと簡単につぶれ、青臭いような変な臭いとねばねばとした感触。見るにはいいが、二度と触りたくないような種が出てくる。
この種を、鳥が銜えて行って糞と一緒に出すのか、外側だけ食べて種を木にこすり付けてくちばしを綺麗にするかわからないが、木の幹にくっつき、そこから木の幹に根を差し込んで養分や水分を横取りするらしく、木が弱ると言って、私の伯父なんかも木に登ったり、棒の先に鎌をつけて、掻きとってもまだ出てくるという厄介者であった。
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今年は、ペコちゃんでおなじみの不二家やサンヨー電気から創業者一族が経営陣から一掃されるそうだ。
いずれも、小さい会社から全国ブランドになっただけに、創業者は運もあるがそれ以上に努力をした事と思う。そして、それだけのものにした以上は愛着心も一方ならぬものがあることは傍目でも分かる。
しかし、その思いが、3代目4代目となると子どもの時から世襲制という環境で育つだけに、創業の精神は消えうせてしまい、寄生木のような存在になってしまう。それだけに徳川幕府など見ても3代目が重要で、あとは経営に口出ししないお飾り創業家がいい所。大きくなれば合議制に移るのがベターなのだろう。
丁度、宿木のように会社がうまく行っているときは、少々の我儘や無能力でもやっていけるのだが、何かの拍子に不祥事が起きると宿木の緑色が目立ってくる。
寄生木には、完全にやどった木から栄養や養分を得るものと、光合成をする半寄生木があり、上の写真の宿木は光合成をするので半寄生木になる。
また、一般家庭では、親離れ子離れできずに何時までも面倒を見ているのもこれに類するか。そして、政治の世界にはもっと大掛かりなヤドリギがいるのを聞くと、鎌で刈り取ってしまいたいのだが、なかなかこれがしぶとくて、、、、
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