小鳥と小母さんで賑やかに(天津山1,732m)
朝からお天気姉さんが「良い天気になりますよ」というものだから、つい腰が動いてしまった。
先日来、天津山(下十枚山1,732m)にかけての尾根に咲くアカヤシオシロヤシオを見ようと機会をうかがっていたので、行く先に迷うことはなかった。
正木峠(真木峠、征木峠とも書くらしいがどれが本当なのか知らない)の駐車場に車を入れたのは、七時だったがすでに先客が二台、そして辺りに人影はなし、今日は土曜日、だから早めに着いたのだが、先客はその上を行く、この後が思いやられると内心思いながらスタートを切った。
まづ、いつものように上り口の地蔵さん脇のマイヅルソウとそのすぐ上にギンリョウソウ(上の写真左舞鶴草 右 銀嶺草)が出迎えてくれた。後はいつものペースで地蔵峠に到着。
峠の少し先の白ヤシオ、その先に赤ヤシオと眺めていくと前方に見知らぬ御同輩が写真を写しながら登っているのに追いつき、岩岳付近で私が先行する形で分かれたが、その間の会話は「今年のヤシオツツジは今ひとつという感じだね」というのが主だった。
たしかに、白ヤシオはまだ少し早いのか、つぼみが多かったが、岩岳からの降りの部分では半開きと言った感じのままが多く、一部はそのまま下に落ちているのはなにか気候的な影響があったのだろうか。
最低鞍部には、まだ岩鏡が咲いていたが、その先の登りにはほとんど花が見当たらなかった。天津山(下十枚山)には九時少し前に到着。
ここで、しばらく休憩を取った後、元に戻る事にした。この道すがらヤマキマダラヒカゲがあちこちに出て写真に写せとせがむようにまとわり付く。帰って調べると汗に含まれる塩分などミネラルを欲しさの行動らしいことが分かった。(わしはえさか)
このほか、ウグイス、コマドリ、ホトトギス、コガラなどがあちこちで囀り賑やかな山行きだった。なかでも一番驚いたのはモズだった。ウグイスの鳴き声の先に小鳥がいたのでカメラを向けると気づいて飛びったたが、鳥の大きさ腹の白さはどう見てもウグイスではない。
モズは、百の舌を持つと言われるくらい他の鳥の真似をすると聞いたが、目で見たのは初めてだった、この調子では山のウグイスは声ほどいないのだろうか。
岩岳に戻ってきたのは十時少し前、そこからの下りにでは予想通り賑やかな小母さん主体の登山隊に何組も遭遇、決まって聞かれることは「早いですね」と「ツツジはどうですか?」の二言。始めは丁寧に受け答えしたが、、、、テープレコーダーを持ってくりゃ良かった。
正木峠は、11台駐車、その先にも何台かいる様子。山は小母さんで花盛り。
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コメント
慶さん
私もときどき的をいた言葉が出ます。しかし、あんなに話しに夢中になっては、他のものも見えないでしょうに、、、と思ってしまいます。
五月二十一日の「三保と富士」訂正しました。多分これで良いと思います。どうも有難うございました。
投稿: オラケタル | 2007年5月28日 (月) 15時24分
ははは。熊よけ!うまいこと言いましたね。確かに熊よけになるんじゃないかしら。写真の拡大がうまく出来ないのは、5月21日の三保の記事です。写真をクリックしたときにうまく反応しません。
投稿: 慶 | 2007年5月28日 (月) 15時03分
慶さん
本当です。小母さんの賑やかなこと、よくあんなに大きな声で話が出来ますね。 熊除けか知らん。
しかし、無口なおじさんにも困ったもので、目を合わさないのは話したくないんだなと察してだまってすれ違いますが、こちらを見ても挨拶が出来ない人もいてね。
また、写真、何日のでしょうか、教えてください。
投稿: オラケタル | 2007年5月27日 (日) 16時53分
おばさんたちの団体!~。どうもおばさんは連れ立って歩くのがすきなのよ。なぜか!そして話をする。慶はあんまり好きではないです。たまにはいいけどね。なんで一人で動けないの~って思うのね~。仕事のときも話をしながら(出来る仕事のときはいいけど)なぜ、手が止まる!って、心の中で言ってるの。皆に話しているんだから聞けよって思うんだけど、結局全員に同じことを話す羽目に陥るの^_^;
あっ、今もうひとつのほうのブログにおじゃましたんですが写真がうまく見れないんですよ。なぜか、海の写真がここの、白ヤシロの写真になったり。ここのはうまく、拡大できますが。
投稿: 慶 | 2007年5月27日 (日) 00時38分