懐かしさを感じる朝に
四月三十日。ようやく桜が散ったばかりの長野県は、東信地方でも今日は気温が24度になると放送されていた。しかし、朝五時少し前の日の出時は昨日ほどでもないがうっすらとした霜が降りていた。(遠景は昨年登った籠の塔三山、右の小さいこぶが昨日登った高峰山)
浅間山の右肩辺りから登る太陽に温められてか、薄い靄が千曲川とその支流から上がりその奥の集落をつつむ、まるで、歌や絵にあるような懐かしい日本の朝を演出してくれたいるようだった。(浅間山の右肩から登るお日様)
リンゴの木はようやく赤味がかった蕾を膨らませるなか、あてずっぽうに右に左にと農道を一時間以上逍遥する。
この辺りの地形、佐久平から上田の塩田平にかけて、蓼科山の麓に当り、小さな谷で侵食はされているが、うねうねとよく似た風景、地形が続き、いまだに全体像がつかめないため、自分がどこにいるのか分からなくなることがよくある。
今日静岡に帰るため、少々のみやげ物と農家直売の野菜を仕入れ、昼食をよばれたあと午後二時出立。約5時間の長旅になった。全走行距離622km。
今日の花。左、翁草(オキナグサ)山で見るのは本当にしばらくぶり。右、アズマイチゲ
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