床や談義”ウレ”は先っちょ
今日は一日中雨が降りゴールデンウイークを活躍した諸氏の疲れ休めにはもってこいの日だったことと思う。
ゴールデンウイークには、全然関係の無い私にとっては家に閉じ込められ、することがないので、午後になって床屋に行き談義にふけってきた。
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藤枝市を流れる瀬戸川の上流に「宇嶺の滝」と書いて、”うとうげの滝”と呼ばれる滝がある。写真のように高さ70mといわれる滝は上に人家がないこともあり、綺麗な清流を躍らさせており何時の季節にも絵になる堂々とした、あるいは涼しげな風景を見せており、静岡ではかなり大きい部類に入ると思われる。
この滝の名前に戻る。知らない人はこの漢字をみれば、”ウレイの滝”と読んでしまうのではないだろうか。(私もそのくちだった)
”ウレ”とは、古語辞典に拠ると”先っぽ”という意味があるそうで、川の上流、奥とも通じるのかもしれない。子供の頃「あの衆はウレの山から出てござらっしゃった」と老人がいっているのを聞いたことがあるし、静岡でもお茶を摘むとき「ウラッポのミルイところ」というように使っているところから、ひょっとしたら「ウレの滝」だったもかもしれない。
そうすると、”うとうげ”とはなんだろうかになるが、安倍川上流に山葵の産地として有名な「有東木」という集落があり、やはり山の奥まった所にあるところがよく似ているように思う。とすると”うとうげ”は”ウレ”と同義語なんだろうか。
しかし、有東木の上の山を「うつろぎ山」と読んでいるが、”うつろぎ”とは木の中心がコルク状の白い芯が入った。つまり中が空を意味する木で何種類かあるが、”ウレ”とは全然関係ないことになり、話は分からなくなっていく。
床屋談義もいよいよ深く難しくなるが、お互いご隠居さんばかり、自説を曲げないものだから話は飛び火してしまう。いい加減火消しをしないと、、、というほどにカッカとしてしまう。
もし分かる人がいたら教えてほしいものだけど、、、。
今日の花。左 空木(ウツギ) 右 額空木(ガクウツギ)同じ空木を名乗っていても属が全然違う。
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コメント
ナベショーさま
落語の八つぁん熊さん以来床屋談義は楽しいものですが、高齢化社会になって高学歴のご隠居さんばかりになり、自説を曲げられないものだから、だんだん話は難しくなります。
投稿: オラケタル | 2007年5月 7日 (月) 06時44分
地名や言葉の語源を調べると、たのしいですね。
有東木、宇嶺の滝、、、そういえば「ウトウゲ」おなじ呼び名ですね。
元はといえば、大和言葉での本来意味を持つ呼び名に中国から伝わった漢字の読みを当てはめたのですから、先っぽの意味のウレに当てはめたのかもしれませんね。
投稿: ナベショー | 2007年5月 6日 (日) 23時37分